先進安全技術の投入や、カーオブザイヤーの受賞などにより、多くの話題を呼んだ現行モデルとなる日産セレナも、2016年に誕生してから早2年目に突入しました。
そして2018年2月にマイナーチェンジが実施され、新型となった日産セレナの追加モデルとして、新に日産の最新技術が投入されたe-POWER搭載車が追加されました。
もちろん、セレナは全グレードがハイブリッドとなっていますが、同じハイブリッドでもe-POWERの場合は、電気自動車に非常に近いと考えられます。
ここでは日産セレナ新型のe-POWERとハイブリッド車の燃費等を含めたスペックや内装、価格についてご紹介していきます。
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日産セレナ新型のスペックとは!?ハイブリッドのスペックも!
20年ほど前は、新型車が登場すると燃費よりもパワーを気にしていた方も多かったものですが、近年は燃料代の高騰により、何よりも燃費が注目される時代になりました。
そして燃費を気にする方にとって、日産セレナ新型のe-POWERの登場は、これからミニバンを購入する方にとって、大きな選択肢が与えられたことになります。
では、早速日産セレナ新型のスペックについて、見ていきましょう!
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e-POWER X | X | X 4WD | |
---|---|---|---|
全長 | 4690mm | ||
全幅 | 1695mm | ||
全高 | 1865mm | ||
車両重量 | 1730kg | 1650kg | 1770kg |
乗車定員 | 7名 | 8名 | 8名 |
エンジン型式 | MR12DE | MR20DD | MR20DD |
エンジン | 水冷直列3気筒DOHC | 直列4気筒DOHC | |
排気量 | 1.2L | 2.0L | |
最高出力 | 84ps/6000rpm | 150ps/6000rpm | |
最大トルク | 10.5kgf・m/3200~5200rpm | 20.4kgf・m/4400rpm | |
モーター型式 | EM57 | SM24 | |
モータ最高出力 | 136ps | 2.6ps | |
駆動方式 | FF | 4WD | |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | ||
燃費 | 26.2km/L | 17.2km/L | 15.8km/L |
※日産セレナ新型は、グレードが多数存在しているため、e-POWER、2WD、4WDの中から、同グレードのものを抜粋して記載しています。
日産セレナ新型では、基本的にボディサイズは同じになりますが、ハイウェイスターの場合、バンパー形状等により全長が80mm長くなります。
エンジンについてはe-POWERが1.2L、ハイブリッドが2.0Lとなっていることから、モーターメインとエンジンメインによる違いが分かります。
これはパワーにも表れており、ハイブリッドではモーターよりもエンジンの最高出力の方が高いという点が、エンジンメインであることを表しています。
また、e-POWERの場合、これまでのハイブリッドとは明らかに違うシステムになっており、走行時にはモーターが主になっているというのが特徴です。
日産セレナ新型 e-POWERのシステム
e-POWERを簡単に説明すると、駆動はエンジンではなくモーターによって行われ、電池残量が少なくなるとエンジンの始動により電力を供給するという仕組みになっています。
e-POWERは電気自動車である日産リーフに、エンジンによる充電システムを付けた様なもので、これまでの電気自動車の※1不安となっていた航続距離を、大きく解消させました。
※1電気自動車では、フル充電でも航続距離が長いとはいえず、充電設備もまだまだ少ない状況であるため、どうしても航続距離に不安があるというのが現実です。
このe-POWERによって、日産セレナ新型は燃費を26.2km/Lとしており、従来のハイブリッドとなるセレナよりも、約9~10km/Lも燃費を向上させています。
また、e-POWERにはドライブモードの切替えも付いており、渋滞や多カーブ路でのペダルの踏み替えを減らす「e-POWERドライブ」を搭載しています。
日産セレナ新型の内装は!?7人乗りと8人乗りの違いとは!?
ミニバンである日産セレナ新型は、普通の乗用車と違って多くの人数が乗れるというのも、大きなメリットとなっています。
そんな日産セレナ新型ですが、e-POWER車とハイブリッド車では、乗車定員に違いがあります。その違いと合わせて、内装を見て行きましょう。
日産セレナ新型e-POWER車室内
日産セレナ新型ハイブリッド車室内
画像をご覧いただければ分かるとおり、e-POWER車のセカンドシートはウォークスルーになっているため、乗車定員が7名になっています。
これに対してハイブリッド車では、セカンドシートもベンチタイプになっていることから、乗車定員が8名となっています。
この違いについての理由は明確でないものの、e-POWERではメインとなるモーターによって重量が大きくなるため、おそらく※2車両重量を考えてのことではないかと思われます。
※2車両重量は、自動車の規格や重量税などにも影響を及ぼします。(あくまでも私の憶測です)
乗車定員については目的や好みによっても左右される部分ではありますが、この日産セレナ新型の最大の特徴は、フロントの視界にあります。
この画像を見ていただければご理解いただけると思いますが、フロント部分の視界が以上に広いことにお気づきになると思います。
この視界の広さは、運転時における死角を大きく軽減しているため、ドライバーにとって非常に安全性が高くなっているといえます。
その理由がフロントピラー部の、三角窓ガラスにあります。この三角窓ガラスを多きめにすることで死角を減らし、前方視界の幅を広げているというのが特徴です。
後方視界においてもサイドの窓を大きめにすることで、空間を広く感じることができるとともに、良好な視界にも一役買っていることが感じられます。
この他、日産セレナ新型では、フルフラットなど多彩なシートアレンジもあることから、快適にお使いいただけるミニバンになること間違いなしです。
ハーフバックドアオープン
バックドアオープン
補足ですが、室内にはラゲッジルームや収納ボックスなども多数であることに加え、画像の二段階のバックドアは、さらに快適な使用方法に役立つことでしょう。
日産セレナ新型の気になる価格とは!?
ここまで日産セレナ新型についてご紹介してきましたが、最後に気になるのは、やっぱりそのお値段になります。
では、日産セレナ新型の新車販売価格について、標準車と特別仕様車のグレードごとに、全グレードの価格をご紹介していきます。
日産セレナ新型 e-POWER
X | 2,968,920円 |
XV | 3,128,760円 |
ハイウェイスター | 3,178,440円 |
ハイウェイスターV | 3,404,160円 |
日産セレナ新型 ハイウェイスター
S | 2,435,400円 |
X | 2,489,400円 |
X Vセレクション | 2,674,080円 |
G | 2,847,960円 |
ハイウェイスター | 2,678,400円 |
ハイウェイスター Vセレクション | 2,934,360円 |
ハイウェイスターG | 3,011,040円 |
X | 2,733,480円 |
X Vセレクション | 2,918,160円 |
G | 3,135,240円 |
ハイウェイスター | 2,965,680円 |
ハイウェイスター Vセレクション | 3,194,640円 |
日産セレナ新型 NISMO
NISMO | 3,419,280円 |
AUTECH e-POWER | 3,821,040円 |
AUTECH 2WD | 2,985,120円 |
AUTECH Vパッケージ 2WD | 3,111,480円 |
AUTECH セーフティパッケージ 2WD | 3,318,840円 |
AUTECH スポーツスペック 2WD | 3,567,240円 |
AUTECH 4WD | 3,218,400円 |
AUTECH Vパッケージ 2WD | 3,344,760円 |
AUTECH セーフティパッケージ 2WD | 3,512,160円 |
AUTECH スポーツスペック 2WD | 3,512,160円 |
日産セレナ新型 AUTECH
日産セレナ新型の全グレードの価格を見てみますと、やはりe-POWERは他グレードより若干割高感はあるものの、燃費を考えて先を見据えてみると、お買い得ともいえます。
e-POWERが割高といってもおよそ300万円からですので、他車種と比較すると非常にリーズナブルではないかと考えられます。
また、ハイブリッドの4WDについても200万円台後半から300万円前半ですので、雪道の心配もある方には、4WDでも他車種と比較しておすすめといえそうです。
NISMOやAUTECHについては、標準車と比較すると割高になってしまいますが、人と違ったセレナに乗りたいと思う方には、おすすめのグレードです。
日産セレナ新型のまとめ
今回ご紹介しきれませんでしたが、日産セレナ新型は、プロパイロットなど先進安全装備も充実しており、ボディカラーが豊富というのも大きなポイントです。
日産セレナは新型になり、さらに充実した装備と最先端の技術が投入された、国産屈指のミニバンであることに、間違いはありません。
現在は試乗車を用意している販売店も、全国に多数あるようですので、実際に試乗して、その良さを体感してみてはいかがでしょう?
以上、今回は
について紹介しました。