インフィニティQ60をご存じですか?インフィニティQ60は、インフィニティQ50の2ドアクーペタイプの車です。
インフィニティQ60
ちなみにインフィニティQ50は4ドアセダンで、日本名がスカイラインなのです。逆に言うと、スカイラインは海外でインフィニティQ50と呼ばれているのです。
インフィニティQ50
日産 スカイライン
今回の主役は、Q60の方です。Q60を日本名にすると、スカイライン2ドアクーペということになります。
インフィニティQ60
これまでスカイライン2ドアクーペ市場投入の噂は幾度となく囁かれていましたが、現在のところ、話が進んでいる形跡が感じられません。
では、もし国内投入されたらどんな車になるのでしょう?海外版となるインフィニティQ60から、価格やスペックに探りを入れてみました。
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日産インフィニティQ60の日本発売日は?
前述の通り、Q60が日本国内で正式に販売されることになれば、正式名称はスカイライン2ドアクーペということで、スカイラインになることは間違いないでしょう。
日本での販売プロジェクトは、現在進んでいないようです。
このあたりも含め、日産の営業マンにも質問してみたところ、以前ほんの少し話題になったようですが、今のところは販売に向けての話は聞こえてこないとのこと。
Q60=スカイライン2ドアクーペの発売日ついては不明。
正式に日本販売に至っていないというのは、スカイラインファンにとっては少し残念です。
インフィニティQ60の価格は?
まずは一番気になる価格から見て行きましょう。もし日本で販売された場合、どの程度の価格帯になるかというのは非常に重要です。
インフィニティQ50、日産スカイラインの価格と比較しながらご紹介しますが、日本での正式価格があるわけではないので、参考程度でお願いします。
インフィニティQ60、Q50及び日産スカイラインの価格
※グレード・価格については、全グレードから一部抜粋。
車種・グレード | 駆動方式 | 車両価格(ドル) | 車両価格(円換算) |
---|---|---|---|
Q60 2.0Lt PURE | 2WD | $38,950 | 約444万円 |
Q60 2.0Lt PURE | AWD | $40,950 | 約467万円 |
Q60 3.0Lt SPORT | 2WD | $48,300 | 約551万円 |
Q60 3.0Lt SPORT | AWD | $50,300 | 約574万円 |
Q60 RED SPORT400 | 2WD | $52,000 | 約593万円 |
Q60 RED SPORT400 | AWD | $54,000 | 約616万円 |
車種・グレード | 駆動方式 | 車両価格(ドル) | 車両価格(円換算) |
---|---|---|---|
Q50 2.0Lt PURE | 2WD | $34,200 | 約390万円 |
Q50 2.0Lt PURE | AWD | $36,200 | 約413万円 |
Q50 3.0Lt SPORT | 2WD | $40,650 | 約464万円 |
Q50 3.0Lt SPORT | AWD | $42,650 | 約487万円 |
Q50 RED SPORT | 2WD | $51,000 | 約582万円 |
Q50 RED SPORT | AWD $42,650 | $53,000 | 約605万円 |
車種・グレード | 駆動方式 | 車両価格 |
---|---|---|
スカイライン200GT-t | 2WD | 413万6,400円 |
スカイライン200GT-t Type P | 2WD | 434万5,920円 |
スカイライン200GT-t Type SP | 2WD | 470万2,320円 |
スカイライン350GT ハイブリッド Type SP | 2WD | 554万9,040円 |
スカイライン350GT ハイブリッド Type SP | 4WD | 582万9,840円 |
Q60の価格は、Q50と比較すると若干割高になっています。また、スカイラインと比較しても割高で、Q50 RED SPORTだとスカイラインハイブリッドよりも高くなります。
インフィニティQ60は、現在のところスカイライン2ドアクーペとしては日本での販売がされていませんので、試乗については現在できないのが残念です。
但し、逆輸入については逆輸入販売をしている販売店があるようですので、販売店と逆輸入価格についてご紹介しておきます。
■インフィニティQ60の逆輸入をしている販売店:トレンドオート
トレンドオートは、インフィニティQ60をはじめ、QX80やQX50など、インフィニティの海外モデルを逆輸入でお取り扱いしているショップです。
車種・グレード | 駆動方式 | 車両価格 |
---|---|---|
Q60 2.0Lt | 2WD | 588万円 |
Q60 2.0Lt Premium | 2WD | 686万円 |
Q60 3.0Lt Premium | AWD | 780万円 |
逆輸入でQ60を新車で購入するとなると、運搬などにかかる費用も含まれますので、100万円以上の割高になってしまい、割り切らないと中々購入はできないでしょう。
しかし、スカイライン2ドアクーペの日本発売日はまだ正式に定められていないので、日本でQ60に乗っていれば、目立つことは間違いないでしょう。
インフィニティQ60のエンジンなどスペックは?
次にQ60のスペックについて見て行きます。気になるQ50、スカイラインとの違いについても見て行きましょう。
車名 | Q60 | Q50 | スカイライン | |||
---|---|---|---|---|---|---|
グレード | 2.0t | RED SPORT | 2.0t | RED SPORT | 200GT-t | 3.5HYB SP |
ボディタイプ | 2ドアクーペ | 2ドアクーペ | 4ドアセダン | 4ドアセダン | 4ドアセダン | 4ドアセダン |
全長 | 4684mm | 4684mm | 4815mm | 4815mm | 4800mm | 4800mm |
全幅 | 1849mm | 1849mm | 1824mm | 1824mm | 1820mm | 1820mm |
全高 | 1394mm | 1384mm | 1453mm | 1453mm | 1450mm | 1440mm |
車両重量 | 1690kg | 1752kg | 1665kg | 1755kg | 1660kg | 1800kg |
エンジン型式 | 274A | VQ35HR | ||||
エンジン | 直4DOHC | V6DOHC | 直4DOHC | V6DOHC | 直4DOHC | V6DOHC |
排気量 | 1991cc | 2997cc | 1991cc | 2997cc | 1991cc | 3498cc |
過給器 | ターボ(ダウンサイジング) | ツインターボ | ターボ(ダウンサイジング) | ツインターボ | ターボ(ダウンサイジング) | なし |
最高出力 | 210.9ps/5,500rpm | 405.5ps/6400rpm | 210.9ps/5,500rpm | 405.5ps/6400rpm | 211ps/5500rpm | 306ps/6800rpm |
最大トルク | 35.67kgf・m/1,500~3,000rpm | 48.39/kgf・m/1600~5200rpm | 35.67kgf・m/1,500~3,000rpm | 48.39/kgf・m/1600~5200rpm | 35.7kg・m/1250~3500rpm | 35.7kg・m/5000rpm |
モーター型式 | なし | なし | なし | なし | なし | HM34 |
モーター最高出力 | – | – | – | – | – | 68ps |
駆動方式 | FR/AWD | FR/AWD | FR/AWD | FR/4WD | FR | FR/4WD |
ミッション | 7AT | 7AT | 7AT | 7AT | 7AT | 7AT |
燃費 | 13.0km/L | 11.5km/L | 13.0km/L | 11.0km/L | 13.0km/L | 17.8km/L |
※Q60及びQ50については、単位換算で表示していますので、小数点以下・誤差があることをご承知ください。
Q60は、2ドアクーペということもあり、全長がショートで、全高が低めになっているというのが特徴です。
気になるのがエンジン。Q60(Q50)には、日本の国内モデルにはない、3.0Lツインターボエンジンが搭載されています。
Q60のV6 3.0Lツインターボエンジン
Q60にはハイブリッドの設定がないので、主流のエンジンになるわけですが、スカイライン2ドアクーペとなった場合のエンジンがどうなるか気になります。
私の感想では、現行スカイラインのVQ35HRハイブリッドエンジンは、スポーツカーに負けないパフォーマンスを持っているので、これでもOKかと思いますが・・・。
ただ、このエンジンが実際にスカイライン2ドアクーペに採用されるようなことになれば、一般道ではR35 GT-Rより扱いやすいハイパワースポーツカーになりそうです。
インフィニティQ60の評価はどうなの?
2016デトロイトモーターショーでお目見えしたQ60ですが、日本未発売モデルなので、国内の評価については殆どありません。しかし、海外では中々高評価のようです。
デザイン、パワー、価格とも海外では良好のようです。特にスタイリングについては高い評価がされているようです。
私もQ60クーペのスタイリングを見て感じたのが、2ドアというだけでのスカイラインらしさ。同じモデルでもクーペになっただけで、これだけインパクトが変わってしまうのです。
スタイリングについてもう一つ。Q60新型となりましたが、現在はクーペのクローズドボディだけで、現在のところ旧もでるにあったコンバーチブルの設定はないようです。
インフィニティQ60のまとめ
これまでもそうですが、スカイラインは4ドアセダンが登場し、後から2ドアクーペが登場してきました。
しかし、今回のスカイラインに限り、未だスカイラインクーペの日本国内登場には至っていないというのが現状です。
Q60の登場は、日本国内のスカイラインファンにとっては、2ドアクーペ誕生の大きな希望になっていることは間違いありません。
Q60のように、日本国内でスカイライン2ドアクーペが正式に販売されることを、心待ちにしていますので、日産さん、よろしくお願いいたします。
新型スカイラインクーペの早期日本発売を望みます。
ハイブリッド車の導入も検討願います。