ヒュンダイアイオニックは、2016年1月14日に韓国で発売された、ハイブリッド専用車です。
名前の由来は、イオン(ion)とユニーク(unique)の造語で、ヒュンダイの新型環境対応車という位置づけです。
今回は、ヒュンダイ初のハイブリッド専用車であるアイオニックを紹介します。
ヒュンダイ アイオニック
ヒュンダイアイオニックの燃費や価格まとめ!実燃費は?
ヒュンダイアイオニック(ハイブリッド)の燃費はスペック値で28km/Lです。
比較するための参考車種として、日本代表のハイブリッド車ともいえる、プリウスを例に挙げてご説明していきます。
トヨタ プリウス
トヨタプリウス(ハイブリッド)のスペック値は34km/Lです。
スペック値で比べると、アイオニックの燃費は日本のハイブリッド車に比べるとまだまだ燃費性能は劣っています。
実燃費も比較してみましょう。
実燃費を正確な値で知るために、米国環境保護庁(EPA)の燃費試験結果で説明します。
高速道路走行時の燃費:約23.0km/L
市街地走行時の燃費:約23.4km/L
で、2つの条件を混合させた時(混合モード)の燃費は約23.4km/Lという結果でした。
高速道路走行時の燃費:約21.2km/L
市街地走行時の燃費:約22.9km/L
で、混合モード時の燃費は約22.1km/Lという結果でした。
実燃費で比較すると、プリウスよりアイオニックのほうが燃費が良いという結果が立証されています。
車両価格はトヨタプリウスが316万円であるのに対して、アイオニックが272万円とハイブリット車としては、安い価格設定となっています。
ヒュンダイアイオニックの評価や口コミを紹介!
アイオニックは、ヒュンダイ初のハイブリッド専用車であり、それを考慮して考えれば、完成度の評価はとても高いと思います。
また、実用性も高く、価格が安いのにも関わらず装備も豊富です。
メディアでは携帯電話との連動性に優れていて、中間グレード(Premium)より上のモデルは、全車に『Android Auto』と 『Apple Carplay』に対応しています。
アイオニックの内装画像
性能面では、プリウスほど乗り心地は良くないそうです。
原因として、トランスミッションの応答性や、エンジンとモーターの協調がうまくいっていないという点があげられています。
売れ行きは、販売開始1ヶ月で500台と低迷しました。
原因は、ハイブリッドカー市場で比較すると、バッテリー搭載位置の関係で室内が狭くなる構造になってしまったことが原因でした。
スタートダッシュできなかったヒュンダイは、1500台限定で従業員に30%割引きと、購買助成金を出して販売しました。
その結果、発売2か月後には1500台を超える販売台数を確保しました。
しかし、その後発覚した坂道発進時での不具合などで、年間販売目標の15000台はクリアできませんでした。
坂道発進での不具合内容は上り坂の途中で一旦停止し、すぐ再発進しようとするが、車は後ろに下がってしまうというトラブルです。
動画はこちら
ヒュンダイアイオニックまとめ
ヒュンダイは、思いもよらないトラブルが頻繁に発生してしまっています。
アイオニックのように、コストパフォーマンスはとても良いと思います。
デザインや性能も、近年他社に引けを取っていませんが、電子制御という面ではまだまだといったところではないでしょうか。
日本車のような壊れにくい車が作れるようになる日はもう少し先になんでしょうか。ただ、安さでアメリカなどでは人気です。
今後のヒュンダイ車にも注目ですね!
以上、今回は
について紹介しました。