ディーラーの車検費用は高いイメージがありますが、実際のところどうなのでしょうか?

今回は、新車ディーラーの営業マンの方にディーラー車検の費用やメリットに関して紹介していただきます。

実際の体験談も踏まえて紹介していただいていますので、これから車検を受けるという場合は参考になると思いますよ(^^)


スポンサーリンク


ディーラー車検の費用は高い?

ディーラー車検と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか?

新車ディーラーの車検

敷居が高く、何でもかんでも交換してしまい、車検代が非常に高額。

こんな感じだと思います。

私はディーラーに勤めて10年になりますが、この10年間で感じたのは、忙し過ぎてクルマの事を気にする余裕が無いユーザー様が、本当に多いという事です。

ここで質問なのですが、多くの日本人に支持されるクルマってなんだと思いますか?

答えは、安くて、壊れなくて、燃費が良くて、快適&便利なクルマです。

そして、そのすべてを叶えたモノが現在の日本で販売されているクルマであり、自動車販売ランキングの上位のほとんどが上記の条件に当てはまるのです。

これらのクルマは壊れる事がほとんどありませんので、日本人にはもってこいのクルマです。

ひとつ例を挙げてみます。

二人の子持ちのA子さんは現在40代後半で、2000ccクラスのミニバンを所有しています。

点検なんてしなくても壊れないので、整備と言えばいつも行くガソリンスタンドの店員さんにまかせっきりでした。

ガソリンスタンドで点検

そんなA子さんのクルマがもうすぐ三回目の車検をむかえます。

最近調子が悪いので、久しぶりにクルマを買ったディーラーに持っていくことにしました。

ディーラーから無料の代車を借りて帰り、自宅でのんびりしていた時の事です。

整備担当のスタッフからA子さんのスマホに連絡がありました。

スマホにディーラーから電話

「今預かっているA様のお車なのですが、ラジエターから冷却水漏れで約8万円、エンジンオイルが漏れており修理で約3~5万円、さらにサスペンションからオイル漏れで一本約2~3万円、シャフトブーツが破れているので片方の交換で約2万円、それに合わせて車検代が12万円ですので、合計で最低でも27万円程になります。」

驚くA子さんはスタッフに対してこう言いました。

「突然そんな事言われても困るわ!今まで整備していた所では、そんな事言われなかったわよ。後、半年以内に子供達が手を離れ独立するから新車を検討していた所だったの。そんなに費用を払う余裕なんてないから安く修理して頂戴!半年間乗れたらいいから!」

そう言って電話を切った後、A子さんは思いました。

やっぱりディーラーに持っていくんじゃなかった、と。

 

さて、これを読んであなたはどう思われましたか?

少しフィクションも入っていますが、これは私がお客様のお車を預かった時に実際に起こった事です。

このように、調子の悪くなったクルマの最終手段がディーラーという方が多いのが事実です。

もちろん、こんな事ばかりではありませんが、ずっと連絡の取れていない方が来店された時は大体の場合、すこし厄介な案件という事が多いです(笑)

ただし、そういう場合でも少しでもお客様のお手伝いができる様に、営業スタッフとサービスマンが協力できるのもディーラーの強みでもあります。

次に、ディーラー車検の見積もりを解説していきます。

ディーラー車検見積もり

それでは車検見積もりを例に挙げながら、高いと言われているディーラーでの車検代を解説していきます。

平成16年式、走行10万km、排気量1500ccガソリン車(国産)

※ユーザー様は50代の女性で、点検はずっとディーラーで行っています。

車検合計金額:12万5.596円(A+B)
整備代金:6万2.450円(A)
内訳:整備代金5万3.816円、検査手続き代行料8.640円
法定費用:6万3.140円(B)
内訳:重量税3万4.200円、自賠責保険料2万7.840円、印紙代1.100円

車検後の請求金額:12万円
内訳:ご来店特典(エンジンオイル&オイルフィルター交換サービス)、早期予約割り▲2.100円、お得意様割引▲2.100円、端数調整。

 

少し見づらい部分もあるかと思いますが、大体こんな感じです。

まずは整備代金ですが、部品代が1万8392円に工賃が3万5424円かかってます。

それに、検査手続き代行費用、つまり手間代が8640円かかり、合計6万2450円となっております。

車検代のキモはここの部分です。

ここをいかに抑えられるかで、金額がきまってきます。

さらに細かく分けていきましょう。

★基本整備費用
24か月定期点検・・・工賃14364円
継続検査・・・工賃9720円
エンジンオイル&フィルター交換・・・来店特典につき部品代&工賃無料
ブレーキ清掃&グリス補充・・・工賃3780円
ブレーキフルード(ブレーキオイル)・・・部品代1782円、工賃2916円
冷却水交換・・・今回は無し

 

★推奨整備
エンジン内部洗浄・・・部品代1620円、工賃無し
ワイパーゴム2本交換・・・部品代1944円、工賃540
リアワイパーゴム交換・・・部品代918円、工賃324円
オートマチックフルード交換(5L)・・・部品代8100円、工賃2160円
エアコンフィルター交換・・・部品代3240円、工賃1620円
発煙筒交換・・・部品代788円、工賃無し

 

車検代が安い所を見ていくと、24か月定期点検や継続検査の費用が安いですし、細かい事を言うとワイパーゴムの交換工賃をもらっていない所もあるようです。

このユーザーさんは比較的乗りっぱなしの方で50代後半の女性の方ですが、ずっと当社で点検をしていただいているユーザー様です。

過去の整備データを見て基本見積もりを作成しましたので追加の部品も無く、ご請求額も見積もりとほぼ同じでお引渡しすることができました。

ディーラー車検のメリット

先の章でお伝えした様に、過去のデータとご本人様との問診をする事で、信頼性の高い見積もりがご提示する事ができます。

今まで整備して頂いているデータを元に予測した見積もりをお出しできるところが最大のメリットだと私は思います。

次に、専門の知識を持ったスタッフが大勢いる所です。

最近はメカニズムが複雑で、専用ポータブルツールを車両に接続しないと、ブレーキオイル交換すらできない車種さえあります。

さらにはメーカーからの情報支援もありますので、大体の事は解決できます。

後、基本的に代車が無料の所が多いです。

中には新車を代車にしているディーラーもありますのでそれも一つの楽しみですね。

ディーラー車検の費用は値引き交渉できるの?

値引きは規定で定められている範囲しかできない所が多いでしょう。

※今回、ご案内させていただいた見積もりでも、ご来店特典や、早期割引にお得意様割引などがあります。

最近では、忙しいお客様の為に、日帰り車検や、1時間でできる車検や、30分~45分でできるミニッツ車検というものもあるようです。

もちろん、車検証や車検ステッカーは後日の発行になります。

その代わりに保安基準適合標章(社内では、略して適合章と言ってます)をお付けております。

これは車検ステッカーの代わりです。

有効期限が2週間あり、その間にディーラーに車検証等を取りに来ていただいたり、こちらから郵送することもあります。

※この有効期限が切れたモノを車内に張ったまま走行していると数十万円程度の罰金が警察から課せられる事も過去にあったそうなので、もし張ったまま走行している方がいたら速やかにはずして下さいね。
 
 

以上、今回は

について紹介しました。