2016年9月26日
アバルト124スパイダー新型が日本国内においてデビュー、発売日の決定により間もなく販売が開始されることとなりました。
アバルト124初代は、1972年オフィチーネ・アバルトが世に送り出したオープンスポーツカーです。
このアバルト124スパイダー新型は、その魂を引き継ぎ、2シーター・オープンの全く新しい本格スポーツカーとして誕生しました。
ここでは、アバルト124スパイダー新型の販売日や価格、カラーやスペックについてご紹介させていただきます。
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アバルト124スパイダー新型ってどんな車?
実はこのアバルト124スパイダー新型はイタリア生まれでありながら、日本生まれのスポーツカーなのです。
どういう意味なのかといいますと、この車のベースとなっているのはマツダロードスターで、イタリア車でありながら日本のメーカーであるマツダの工場で作られているのです。
発売日は後程ご紹介しますが、マツダロードスターが国内販売されたのが2015年6月ですから、アバルト124スパイダー新型は遅れること1年3か月になります。
アバルト124スパイダー新型とマツダロードスターは兄弟車ということになりますので、この先はマツダロードスターと比較しながらご紹介していきます。
アバルト124スパイダー新型のスペックについて
アバルト124スパイダー新型とマツダロードスターとでは、スペックに若干の差があるようなので、スペックを見ながらその差がどこにあるのかを見ていきます。
アバルト124スパイダー
マツダロードスター
アバルト124スパイダー新型 | マツダロードスター | |
---|---|---|
全長 | 4060mm | 3195mm |
全幅 | 1740mm | 1735mm |
全高 | 1240mm | 1235mm |
ホイールベース | 2310mm | 2310mm |
車両重量 | 1130kg | 1020kg |
前後重量配分 | 54:46 | 53:47 |
乗車定員 | 2名 | 2名 |
総排気量 | 1368cc | 1496cc |
最高出力 | 170馬力 | 131馬力 |
最大トルク | 170kg・m | 15.3kg・m |
ミッション | 6速ミッション | 6速ミッション |
6速オートマチック | 6速オートマチック | |
駆動方式 | FR | FR |
サスペンション | 前:ダブルウィッシュボーン | 前:ダブルウィッシュボーン |
後:マルチリンク | 後:マルチリンク | |
燃費 | 13.8km/L | 17.2km/L |
ブレーキ | 前:Vディスク | 前:Vディスク |
後:ディスク | 後:ディスク | |
タイヤサイズ | 205/45R17 | 195/50R16 |
アバルト124スパイダー新型はベースがマツダロードスターになっていますが、ホイールベースは同じでも、全長は965mmアバルト124スパイダー新型の方が長くなります。
このアバルト124スパイダーが長くなるのは、ボディ形状とフロントバンパー、リヤバンパーの形状によるもだと思われます。
これにより前後重量配分にも若干の差が出ています。
エンジンはアバルト124スパイダー新型には1.4L直列4気筒マルチエアターボが搭載されていますが、
マツダロードスターは1.5L直列4気筒DOHCが搭載されています。
総排気量はアバルト124スパイダー新型の方が128cc小さくなりますが、最大出力は39馬力大きく、燃費は3.4km/Lアバルト124スパイダーの方が悪くなっています。
この出力と燃費の差は、エンジンにターボ(過給機)があるかないかの差によるもので、ターボが備わっていることにより出力が高く、燃費が悪いということになっています。
タイヤサイズはアバルト124スパイダー新型の方が17インチとマツダロードスターより大きくなりますが、これはブレンボキャリパーによるものです。
その他については、ほぼ共通になりますがこのスペックによる差によって価格にも差が出ているようです。
アバルト124スパイダー新型の内装は?
アバルト124スパイダー新型とマツダロードスターの内装に関してですが、、基本的に同じ構造となっています。
アバルト124スパイダー新型の内装画像
マツダロードスターの内装画像
アバルト124スパイダー新型は、シートにアルカンターラとレザーの組み合わせやアルミペダルの採用などにより質感の高い作りになっています。
シート形状もマツダロードスターとは若干違うデザインになっており、アバルトのロゴ刺繍も入っています。
この室内の作りこみの差も価格に関連してくるのではないかとおもわれます。
アバルト124スパイダー新型のカラーバリエーション
アバルト124スパイダー新型のボディカラーバリエーションは以下の4色です。
・レッド
・ホワイト
・ブルー
・パールホワイト
レッドとホワイトは標準カラーの設定となりますが、ブルーとパールホワイトはオプション設定となります。
ソフトトップのカラーはブラックのみの設定となりますが、シートカラーとボディカラーの組み合わせがないものもありますので販売店に確認が必要です。
ちなみにハードトップの設定は現在ありませんが、マツダロードスターがニューヨークでハードトップモデルを世界初披露したとのことです。
アバルト124スパイダー新型はマツダロードスターがベースなので、今後このハードトップも採用される可能性はあるとおもわれます。
マツダロードスター
アバルト124スパイダー新型とフィアット124スパイダーの関係
アバルト124スパイダー新型よりもちょっと前に、フィアットからも124スパイダーが誕生しました。
フィアット124スパイダー
フィアット124スパイダーは、マツダロードスターがベースで外観はアバルト124スパイダー新型とほぼ共有になります。
フィアット124スパイダーの場合は、生産工場は日本(広島県)でありながら、現在日本国内での販売予定はなく、北米と欧州での販売となります。
こちらは北米仕様と欧州仕様では、基本的に共通のスペックとなりますが、最大出力に差があるようで北米仕様は160馬力、欧州仕様は140馬力となっているようです。
アバルト124スパイダー新型の価格と発売日
アバルト124スパイダー新型の価格は次の通りです。
6速オートマチックトランスミッション右ハンドル:税込み400万円
マツダロードスターRSの価格が320万円ですから、アバルト124スパイダー新型は若干割高となります。
アバルト124スパイダー新型の発売日は2016年10月8日と決まったようです。
日本国内でアバルト124新型を見られる日が、すぐそこまで来ています。
アバルト社はレース車両に力を入れているので、このアバルト124スパイダー新型は新車で納車してそのままサーキットに持ち込んでも性能を発揮できるとのことです。
興味がありましたらぜひ販売店に足を運んでいただき、見て触って、可能であれば試乗もすれば本当の価値が分かると思います。
日本産でありながらイタリア車。
スポーツカーの新しい感覚や新しい価値、そして新しい発見ができる、そんなスポーツカーがアバルト124スパイダー新型かもしれません。
以上、今回は
について紹介しました。