2017年3月4日
「ミニバン」というのは、実は日本国内における車の分類であって、実は外国産の車にはない分類です。
日本国内でミニバンのトップグレードといえば、トヨタのアルファードやヴェルファイア、日産のエルグランドが思い浮かぶと思います。
そんな中にメルセデスベンツがVクラスを投入しました。
メルセデスベンツのVクラスとは、いったいどんな車なのでしょう?
これから高級車のイメージが強いメルセデスベンツのVクラスの価格や燃費、口コミなどをご紹介していきます。
↓お好きなところからご覧ください
メルセデスベンツVクラスの価格は?
メルセデスベンツというだけで気になってしまうのは、なんといってもそのお値段ではないでしょうか?
そんな気になるメルセデスベンツVクラスの価格については、グレード別で次の通りとなります。
V220d:636万円~
V220d AVANTGARDE long:713万円~
V220d Sports long:819万円~
V220d AVANTGARDE Extra-long:749万円~
さすがにメルセデスベンツだけあって価格も550万円からと安いとはいえませんが、それだけ価値のある車だということです。
V220d TRENDについては受注生産という事ですので、注文が入ってから製造されますから、他のグレードと比較しますと納車まで時間がかかりそうです。
また、V220d TRENDは低価格設定になっていますが、これはベースグレードと考えた方がいいようで、必要最低限の装備となります。
これは電動スライディングドアやLEDランプ等が設定されておらず、内外装とも必要最低限の設定となっていますので、ご購入の際は確認が必要です。
メルセデスベンツVクラス電動スライディングドア
グレードに「long」とついているものについては、全長及び室内長が延長されているもので、通常のボディよりも長くなっており、AVANTGRADE longで5150mmあります。
ちなみに国産車であるトヨタアルファードは、全長が4915mmですので、ロングタイプのものはかなり大きいサイズといえます。
(※サイズ詳細については後述にて記載してあります。)
メルセデスベンツVクラスの燃費は?
現在はガソリンも高騰傾向にあり、どんな車であっても燃費というのは非常に気になるところです。
では、メルセデスベンツVクラスの燃費は、いったいどれくらいなのでしょう?
メルセデスベンツVクラスの燃費について、スペックと合わせながらご紹介していきます。
V220d TREND |
V220d | V220d AVANTGARDE long |
V220d Sports long |
V220d AVANTGARDE Extra-long |
|
---|---|---|---|---|---|
エンジン型式 | 651 | ||||
エンジン種類 | 2.2L DOHC直列4気筒ディーゼルターボ | ||||
最高出力 | 120kW(163ps)/3800rpm | ||||
最大トルク | 380N・m(38.7kg・m)/1400~2400 | ||||
乗車定員 | 7名 | ||||
駆動方式 | FR | ||||
ミッション | 7速AT | ||||
使用燃料 | 軽油 | ||||
全幅 | 1930mm | ||||
全高 | 1880mm | ||||
車輌重量 | 2280kg | 2420kg | 2490kg | ||
全長 | 4905mm | 5150mm | 5170mm | 5380mm | |
室内長 | 4000mm | 4245mm | 4260mm | 4475mm | |
燃費 | 15.3km/L | 15.3km/L | 15.3km/L | 15.3km/L | 15.3km/L |
エンジンについては全グレード共通の2.2Lのクリーンディーゼルとなっており、燃費もJC08モードで、全グレード15.3km/Lとなっています。
2.2L DOHC直列4気筒クリーンディーゼルエンジン
若干不思議なのは燃費15.3km/Lというカタログ掲載値なのですが、車両重量に違いがあっても燃費が同じということに少し違和感がありました。
日本の国産車の場合は、車両重量によって異なる燃費がカタログに記載されますが、メルセデスベンツVクラスの場合は全て同じ数値になっています。
メルセデスベンツVクラスの内装は?
メルセデスベンツVクラスの内装については、メルセデスベンツということで大きな期待を持ってしまいませんか?
では、メルセデスベンツVクラスの内装について、ご紹介していきます。
内装は非常に高級感にあふれており、センター上部に位置するディスプレイと、下部にある独特のシフトが目を引きます。
グレードにより室内サイズがちがうものの、レザーシートを用いることでさらに高級感が引き立てられています。
セカンドシート、サードシートはシートアレンジも豊富で、用途に合わせてアレンジすることが可能になっています。
但し、このシートアレンジについてですが、一部のカー情報などではシートが重いという点も含めて、日本車の方が上ではないかとの意見も見られました。
それとオプションに面白いものがあったので、ご紹介しておきます。
これはAVANTGRADE Extra-longのパッケージオプションとなりますが、前席のシートに内蔵ファンがあるそうです。
シート内蔵ファンのスイッチ
これは暑い日に日差しによって高温化したシートの温度を低下させるほか、着座中のシートとお尻部分に溜まる湿気を取り除くこともできるそうです。
この他にも標準で室内からテールゲートを開閉操作ができる機能(TRENDを除く)も搭載されているのですから、まさにメルセデスベンツといえるでしょう。
メルセデスベンツVクラスの評価や口コミを紹介!
メルセデスベンツが、日本のミニバン界に投入してきたメルセデスベンツVクラス。
そんなメルセデスベンツVクラスの評価はどうなっているでしょう?
実際に購入した方の評価はどんなものなのかを、口コミ等をご紹介しながら探りを入れてみたいと思います。
- 思いのほか身軽で、ストレスも少なく、楽しく運転しています。
- スタイルの良いところが気に入っている。
- 燃費が良い。
- この車重でこの燃費(カタログ値)は凄い。
- 見晴らしの良さも相まって、運転しやすい。
- メルセデスらしい車。
- ボディがしっかりとしている。
- 直進安定性が高い。
- シートアレンジの際、シートが重いのが辛い。
- 乗り心地が固い。
- ボディが長い。
ストレスが少ない点と安定性の高さ、運転のしやすさなど、運転する方からの評価は上々のようです。
固い乗り心地などは、個人の好みによると思いますが・・・。
シートアレンジの際にシートが重いという点もありますが、逆に考えるとこれはしっかりした作り込がされているともいえます。
この大きな車体で燃費が良いという点は、非常に高く評価できる部分であり、国産車では満足できない方でも安心して乗れる車だといえます。
口コミではないのですが、とあるカー情報にあったハンドリングについて一言。
Vクラスのハンドリングについては、悪いというわけではないものの若干商用車バン的な要素が残っており、スムーズさでは日本車の方が上ではないかとの意見がありました。
メルセデスベンツVクラスまとめ
とある試乗記の中に、まるで金庫が走っているようだということからも分かる通り、頑強さではトップクラスだといえるメルセデスベンツVクラス。
万が一の時でも搭乗者を守る能力はかなり高い車だといえます。
国産車と比較すると長い車体は、運転する側からは大変と感じますが、搭乗する方にとっては、ゆったりできる空間になると思います。
そんなゆったりした空間を味わいたい方や、国産車では満足できないという方には、ピッタリの一台といえます。
興味が沸いてきたあなた!
一度販売店に行って「見て」「触って」「乗って」、体感する事で本当の良さが分かると思います。
以上、今回は
について紹介しました。