2016年8月18日
今回は毎年多くの違反者が捕まっている信号無視に関して紹介します。
信号無視の罰金や点数がいくらになるのか、支払い期限はいつまでなのか、そして、もし信号無視の罰金を支払わないとどうなってしまうのかも紹介します。
※正確には罰金ではなく反則金です。今回は一般的に使用されている罰金という言葉を使用したまま罰金(反則金)と表現しています。
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信号無視の罰金(反則金)や点数はいくら?
信号無視の罰金(反則金)と点数に関して紹介します。
信号無視には以下の2種類あります。
- 赤信号と黄信号の信号無視
- 点滅信号の信号無視
ここで今一度、青信号、黄信号、赤信号、点滅信号のそれぞれの意味を確認しておきます。
※車両と歩行者で意味が異なる部分がありますが、ここでは車両の場合の意味を紹介しています。
青信号、黄信号、赤信号の意味
以下のように勘違いしてませんよね?
「青信号は進め、黄信号は注意、赤信号は止まれ」
これは間違いですので、このように覚えていた人は注意が必要です。
青信号は「進め」ではなく、「進むことができる」という意味です。
「進め」というと必ず進まなくてはいけないと思ってしまいますが、状況によっては進まない方が良いです。
例えば、渋滞していて車がつまっている場合など。車が進まないのに交差点に入ってしまっては、信号が変わった時に邪魔になってしまいます。
「青信号は進め」は子供用に簡単に覚えやすいように意味を少し変えているので、子供用の意味のままでいないようにしてください。
そして、黄信号と赤信号は「停止位置から進んではいけない」という意味になります。
黄信号は「注意」ではなく、赤信号と同様に「止まれ」の意味に近いです。
ただ1つ違うのは、黄信号は「安全に止まれない場合は除く」ということです。
停止位置に近い時に黄信号に変わった時に止まろうとすると、急ブレーキになってしまう場合があります。
その時は安全に止まれないので「停止位置から進んではいけない」が当てはまらなくなります。つまり、「安全に止まれない場合は停止位置から進んでも良い」という意味になります。
道路交通法には以下のように記述されています。
→ 直進し、左折し、又は右折することができる。
・黄信号
→ 停止位置を越えて進行してはならない。ただし、黄色の灯火の信号が表示された時において当該停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合を除く。
・赤信号
→ 停止位置を越えて進行してはならない。
点滅信号の意味
では次に「点滅信号」の意味に関して説明します。
点滅信号には、黄色の点滅信号と赤色の点滅信号があり、道路交通法には以下のように記述されています。
→ 他の交通に注意して進行することができる。
・赤色の点滅信号
→ 停止位置において一時停止しなければならない。
黄色の点滅信号は一時停止はいなくても良く、注意して進むことができるということです。必ずしも徐行しなければいけないということではありません。
例えば、田んぼがたくさんある道に信号があり、その信号が黄色の点滅信号だった場合は、そのまま徐行することなく進むことができます。回りが見通しがよく安全を確認できるからということです。
逆に、赤色の点滅信号の場合は、いくら安全だということがわかっていても、必ず一時停止する必要があります。
以上がそれぞれの信号の意味になりますので、勘違いしていた部分があれば、これを機会に覚えておいてください。
では、信号無視をした時の罰金(反則金)と点数がいくらなのか紹介していきます。
赤信号無視・黄信号無視の罰金(反則金)
大型車:12,000円
普通車:9,000円
二輪車:7,000円
小型特殊車、原付車:6,000円
点滅信号無視の罰金(反則金)
大型車:9,000円
普通車:7,000円
二輪車:6,000円
小型特殊車、原付車:5,000円
信号無視の点数
信号無視の点数ですが、赤信号、黄信号、点滅信号含む全ての信号無視は2点加算されます。
目次
信号無視の罰金(反則金)の支払い期限はいつまで?
信号無視の罰金(反則金)の支払い期限を説明する前に、
信号無視だけではなく、青切符(交通反則告知署)を受領した場合は、刑事事件としたくないのであれば罰金(反則金)を支払います。
※必ずしも支払う必要があるわけではありません。そのことに関しては後程説明します。
では、信号無視の罰金(反則金)の支払期限はいつまでかですが、青切符を受領した翌日から7日以内です。
納付期限が、土曜、日曜、祝日、大晦日、正月の三が日だった場合は、次の平日が期限となります。
納付場所は銀行か郵便局で、警察から青切符と同時に渡される納付書を持って行きます。
もし、忘れていたりして罰金(反則金)の納付期限を過ぎてしまった場合は、郵送にて反則金の納付用紙が送られてきます。
その時の金額は、反則金に郵送料(書留)800円が追加されます。
通告が合った日の翌日から10日以内に反則金と郵送料を支払えば、刑事事件として扱われなくなります。
罰金、正確には反則金ですが、反則金は軽微な交通違反をした人が前科者(犯罪者)にならないようにした仕組みです。「反則金を支払えば刑罰は課せられませんよ」ということです。
もし、この制度がなければ、交通違反をしたら犯罪者扱いになり、処罰されて前科者になります。それをある程度のお金を支払えば処罰されなくなるのでありがたい制度なんですよ。
罰金(反則金)は支払わないと面倒なことになります。次にそれを紹介します。
信号無視の罰金(反則金)を支払わないとどうなる?
信号無視の罰金(反則金)を支払わないと行政処分から刑事処分になります。
まず、検察庁へ書類送検されます。
出頭要請は忘れた頃のだいたい半年から1年後くらいに来ます。
出頭要請は無視すると逮捕される可能性もありますので、必ず出頭するようにしてください。
もし、信号無視はしていないのであれば否認することも可能です。
否認すれば不起訴になって罰金(反則金)の支払いが不要になる場合が多いようです。
ただし、不起訴にならずに前科者になってしまう方もいらっしゃるので注意が必要です。
この当たりの詳しいことは以下のサイトにわかりやすく説明されていましたので参考にしてください。
→ 取締り110番.com(https://xn--110-rf4b302pzd3bcnm.com)
ただし、不起訴になったとしても違反点数が0になる訳ではありません。罰金(反則金)がなくなるだけです。
以上、今回は
- 信号無視の罰金(反則金)や点数はいくら?
- 信号無視の罰金(反則金)の支払い期限はいつまで?
- 信号無視の罰金(反則金)を支払わないとどうなる?
について紹介しました。