80年代の自動車メーカーは個性が強く、先進技術満載のクルマたちを世に送り出す自動車業界がかなり活気ある時代でした!
そんな社会現象も巻き起こした1980年代の日本車(国産車)を紹介していきます!
↓お好きなところからご覧ください
1980年代の日本国産車のデザインまとめ!
では、1980年代に活躍した日本国産車の中からいくつか紹介していきます。
1980年代、このクルマ無しには語れない!? トヨタ ソアラ
↓初代ソアラ(前期型)
1981年、トヨタのスポーツ&スペシャリティーカーとして誕生したソアラ。
空力を意識して作られたボディは、Cd値 0.356 とトップレベルの空力抵抗を誇りました。※Cd値…空気抵抗係数。どのくらいスムーズに空気が流れるかを図った数値です。
直列6気筒DOHEエンジンは、最高出力170ps・トルク24.0kgの性能を持っています。
そして、インテリアは豪華な作りで、LEDタコメーターやデジタルメーターなど当時最新のエレクトロニクス技術を使用しており、トヨタの技術力を知らしめた1台でした。
日本車離れした先進のスタイリング!いすゞ ピアッツァ
↓初代ピアッツァ(ドアミラー変更後)
90年代にまで通用するような美しいスタイリングをコンセプトに、イタリアのデザインチーム カロッツェリアとコラボレーションモデルとして発売されたピアッツァ。
ウエッジシェイプ(ダウンフォースを生み出す前下がりの楔形を成形したボディ形状)を取り入れたボディは、当時の国産車にないスタイリングを持っていました。
そして、エンジン・ステアリング・メーターなどエレクトロニクス技術を集結したいすゞの意欲作でした。
この車体の形から「マヨネーズ」なんてあだ名が付けられていましたよ^^;
ザ・シティボーイ!! ホンダ シティ
↓初代シティ(前期型)
1981年 ホンダが都会と若者の特化したコンセプトに基づき作られ、当時コミカルなCMでも話題を呼んだ 初代シティ。
最大の特徴でもある“トールボーイデザイン”は、従来からの低く・広くというカーデザインの概念を逆転した発想で、スペース効率を徹底的に追及したコンパクトな車体に総合性能に優れたエンジンを搭載し、機能重視のパッケージングです。
そして、シティオプション最大の傑作 モトコンポという車載用バイクをラゲッジ・スペースに搭載出来るという斬新なアイデアも魅力です。
↓モトコンポ トランク搭載時
走行性能の高さから、サーキットレースでも活躍しシティだけのワンメイクレースもありましたし、ターボエンジンを搭載したスポーツモデル「ブルドック」も発売され男心を燻る刺激的なクルマです。
スポーツ車殿堂入りですね!! スプリンタートレノ、カローラレビン
↓AE86 スプリンタートレノ後期型 カタログ表紙
アニメ「頭文字D」で主人公が乗るクルマとして脚光を浴び、トヨタが「86」の名で新型車のモデルとなったのがこのAE86 スプリンタートレノ・カローラレビンです。
1983年、新型カローラの派生モデルとして登場した第4世代 にレビン・トレノは正統派スポーツカーとして開発が進められ、ボディの徹底した軽量化に軽量・高回転型エンジン4A-Gを搭載。
新型カローラは、駆動方式がFFに対してレビン・トレノはコントロール性を重視してFR方式を採用し、モータースポーツでも活躍しました。
その人気もあって、2012年にトヨタから「86」という車種が登場しました。
しかも、型式名での復活は大胆でこれまで誕生したクルマで初めての試みです。
クルマの走る楽しみを体感させてくれた、偉大なスポーツカーだと思います。
日本初のミッドシップ!! トヨタ MR2
↓初代MR2(後期型)
日本初のミッドシップスポーツとして、1984年に登場したMR2は幅広いユーザーに乗ってもらう事を前提に、日本的美意識をデザインテーマに掲げ抑揚の少ない落ち着いた印象かつ日本刀のように、緊張感のある美しさを表現したそうです。
エンジンは、AE86 レビン・トレノと同じ4A-GE型エンジンを座席後方に搭載。
ステアリングの応答性が良く、ライバルよりコーナリングスピードが圧倒的な速さで他を寄せ付けず、のちにスーパーチャージャー搭載モデルが登場し、ゼロヨン15,1秒をいうタイムをたたき出します。
世界に通用するグローバルカー!! トヨタ セルシオ
↓初代セルシオ(前期型)
これまで、世界トップレベルの自動車産業国だった日本は、世界へ対抗できる超高級車は存在していませんでした。
そこでトヨタが、世界に通用するクルマを作るため開発目標に
- 最高速度250km/hを確保する
- アメリカのガス税をクリアする低燃費
- 極めて静粛なクルマにする
を掲げ精度を高めることに徹底しました。
トヨタの技術力を総力を挙げて1989年に完成したセルシオは、世界で称賛され90年代の高級パーソナルセダンの代表として君臨しました。
1980年代の日本国産車の流行したCMソング動画を紹介!
1980年代は、たくさんの自動車テレビCMが放映され、CMから話題に火が付き流行になったクルマもたくさんあります。
そんな、1980年代を代表する日本車(国産車)のCMたちを紹介していきます。
街の遊撃手でおなじみ、アクロバティックな話題になった いすゞジェミニ!!
CG一切なしで、フランスの街をアクロバティックに駆け巡るいすゞジェミニのCMは6年に渡ってシリーズ化されています。
音楽も、クラシックなどが使用され、より街並みの雰囲気とジェミニの優雅さを引き立てていました。
初めて見た時の衝撃が大きく、クルマを知らない人でも楽しめるエンターテイナーなクルマの印象が付きますよね。
エリマキトカゲが駆け回る!! 三菱 ミラージュ
エリマキトカゲブームに火が付いたミラージュのCM ですが、シンプルでストレートなメッセージ
「道は星の数ほどあります。のびのびと好きな道を行きましょうよ。こんどのミラージュで、ね。」
と、エリマキトカゲのゆるい疾走感とかけているところがおしゃれで、何とも言えないほど好きです。
ホンダ! ホンダ! ホンダ! で大人気 ホンダ シティ
イギリスのスカ・バンド MADNESS(マッドネス)を起用し“ホンダ! ホンダ! ホンダ! ”と街を闊歩するCMが話題になりました。
彼らのコミカルバンドの音楽と、ポップな演出、都会と若者をコンセプトにしたシティのコンセプトとマッチした作品です。
個人的に、シティカブリオレの「太陽 標準装備」に胸打たれました。
皆さんお元気ですか~? 日産 セフィーロ
CMキャラクターに井上陽水さんを起用し「皆さんお元気ですか?」のフレーズが流行語になった日産セフィーロのCM。
シンプルな表現に、このキーワードに合わせたのんびり過ごす井上陽水さんの雰囲気がターゲットユーザーに共感を受けました。
当時、自動車免許を持っていなかった為、助手席での撮影だったそうです。
現在の自動車CMは、CGを使用することも多くリアリティに欠ける作品が多いような気がします。
この時代の刺激的で個性を主張した演出が復活出来たら、おっ! と思わせられたらクルマの購買意欲にもつながって自動車業界に活気が出てくるのではないかな?と感じます。
以上、今回は
について紹介しました。