2016年11月22日
トヨタのトールなコンパクトカー「ルーミー(ROOMY)」が2016年11月9日に発売されました。
キャッチコピーは、”くつろぎ家族の くつろぎスモール”
カタログの表紙をめくると、平べったいクルマの上でくつろぐ幸せそうな家族の写真。
30代と思われる夫婦に5歳くらいの女の子と、白いミニチュアシュナウザーが一匹。
少しいやらしい話ではあるのですが、この写真にこそ、ルーミーの戦略が隠されていると思いました。
全長5m近い巨大なミニバンが無くたって幸せ家族になれるクルマが、あるんだよと。
そして、その幸せな空気感の元があちらこちらにちりばめられた、宝石箱のようなトールコンパクトカー ”ルーミー”。
今回は、トヨタのコンパクトトールワゴン「ルーミー」に関して紹介します。
↓お好きなところからご覧ください
トヨタルーミーの価格は?
まず、ルーミーの価格の前にグレードを紹介します。
ルーミーのグレードは大きく分けて、3グレード。
一番シンプルでお買い得ながらも、スマートキーと助手席パワースライドが付いている「X」。
Xの装備にプラスで両側パワースライドドアが標準装備の「G」。
Gの装備に、エアロパーツやアルミホイール、LEDヘッドライト&フォグランプが追加された「カスタムG」。
上記の3つに分かれます。
さらにスマートアシストⅡがついた「X”S”」、「G”S”」、「カスタムG”S”」。
そしてターボエンジン搭載の「G-T」と「カスタムG-T」がラインナップされます。
以下にトヨタルーミーのグレードと価格をまとめます。
グレード | 2WDの車両価格 | 4WDの車両価格 |
---|---|---|
X | 146万円 | 164万円 |
X”S” | 152万円 | 170万円 |
G | 162万円 | 179万円 |
G”S” | 168万円 | 186万円 |
G-T | 180万円 | – |
カスタムG | 177万円 | 194万円 |
カスタムG”S” | 184万円 | 201万円 |
カスタムG-T | 197万円 | – |
トヨタルーミーの燃費は?
ルーミーの燃費に関してですが、最近のクルマとしてはごくごく標準的な値です。
直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボエンジンが21.8km/L。(※JC08モード燃費)
直列3気筒DOHCエンジンが24.6km/L。※4WD車だと22.0km/L。
ライバルのスズキソリオはハイブリッドを駆使して27.8km/lの燃費を記録しています。
↓スズキソリオ
ただしこれはあくまでカタログ上での燃費です。実際に一般の方が運転して、カタログと同じくらいの数値を出すには、途方もないような努力が必要です。
例えば、私が普段の足として使用しているトヨタプリウスのカタログ燃費は30.0km/lなのですが、平均燃費は1000kmほど走行した結果21.3km/lでした。
※平成21年式、走行66,000km
カタログ燃費の71%という結果でしたが、これでもまだ良い方です。
最近では、燃費偽装問題等も他メーカーでありましたが、やはり実際の運転方法とは大きく違いが出てきてしまいます。
現在の燃費算出方法は、かなり実際の運転状況に近くなってきてはいるものの、やはりその差はなかなか縮まる事はありません。
トヨタルーミーの内装画像や外観画像など
次は、トヨタルーミの内装画像や外観画像を紹介していきます。
まずは、ルーミーカスタムG-T正面から。
精悍(せいかん)なフロントマスクとデザインでコンパクトなのに大きくみえます。
ルーミーのフロントガラスは、全グレードUV&IRカット機能付きです。
次は、ルーミーカスタムG-Tのサイドビュー。
UVカット機能付きプライバシーガラスは全車標準装備(リアドア・リアクォーター・バックドア)
次は、ルーミーカスタムG-Tの斜めからの外観画像。
見切りの良いリアスタイルです。
ルーミーカスタムG-Tの荷室は以下のように、フルサイズのロードバイクが楽々と積めます。
トヨタルーミーのボディーカラーバリエーション
ルーミには、
。全車に適用できるモノトーンカラーが9色
・カスタムグレード専用のツートンカラーが5色
のカラーバリエーションがあります。
ブリリアントカッパ―クリスタルマイカ(T33) ※1
レーザーブルークリスタルシャイン(B82) ※1
プラムブラウンクリスタルマイカ(R59) ※1
パールホワイトⅢ(w24) ※1
マゼンタベリーマイカメタリック(R72)
フレッシュグリーンメタリック(G57)
ファインブルーマイカメタリック(B67)
ブラックマイカメタリック(X07)
ブライトシルバーメタリック(S28)
※1はメーカーオプションで価格は税込み32,400円。
次は、ツートンカラーの5色を紹介します。(カスタム専用メーカーオプションカラー)
ブラックマイカメタリック(X07)×ブリリアントカッパ―クリスタルマイカ(T33) [XG2]※2
ブラックマイカメタリック(X07)×レーザーブルークリスタルシャイン(B82) [XG3]※2
ブラックマイカメタリック(X07)×マゼンタベリーマイカメタリック(R72) [XE2]※3
ブライトシルバーメタリック(S28)×フレッシュグリーンメタリック(G57) [XG4]※3
ブライトシルバーメタリック(S28)×ファインブルーマイカメタリック(B67) [XG5]※3
※2はメーカーオプションで価格は税込み86,400円
※3はメーカーオプションで価格は税込み54,000円
トヨタルーミーの内装画像
ルーミーカスタムG-T ※9インチ純正ナビ
カスタム専用内装色に専用のシルバー加飾、本革巻きステアリングホイールが標準装備。
ルーミーカスタムG-Tの内装
ブラックをベースにした大人っぽい室内空間。
ルーミーカスタムG-T フルフラット
フルフラットに出来るシート。
新しいシステムではないけどあれば便利。
ルーミーカスタムG-T内装画像まとめ
ルーミーに隠された多彩な収納スペースの一部。写真右下のシートバックテーブルは全車にメーカーオプション。
ルーミーカスタムG-T(左) ルーミーG”S”(右側)
カスタムグレードは左の内装。カスタム以外は右の内装です。
最大で前後に240mmスライド出来るリアシート。
シートを倒せば部屋の様な快適空間に。
自転車だってこの様に2台すっぽり収納出来ます。
低床フロアは小さいお子さんからご年配の方まで乗りやすい。
トヨタルーミーの評価評判や口コミは?
近くのディーラーにて試乗してきました。
店舗にて撮影 2016年11月17日
試乗できたのは、ノンターボ車のルーミーカスタムGです。
まずは停止状態からの加速ですが、程よく加速してくれるので全く非力な印象はありませんでした。
一般道に入り、60km/hで巡航。
この速度から再加速したり、一度速度を落としてからの再加速は少し苦手な印象ですが、そこは1000ccという排気量ですので酷評する必要は無いかも知れません。
後、一般道に出てよく分かったのは、ボディ剛性とサスペンションがすごく良かった事ですね。
カーブを曲がる時に変なグラつきもなく、クイっと曲がってくれるので非常に好印象でした。
内装も上質な雰囲気に仕上がっています。
特にダッシュボードが良いですね。
プラスチック表面に、ステッチが入った模様などをほどこす事によって高級車っぽい感じになっており、製作スタッフの方達の意気込みを感じる素晴らしい出来栄えだと思います。
スマートキー、UV&IRカット機能付きフロントガラス、リアドアにサンシェード内蔵などの機能が標準装備というのがお買い得感がありますね。
一昔前なら、1000ccコンパクトカーといえば、あくまで軽自動車の延長線上というイメージでしたが、技術の向上により本当に良くなっています。
この金額でよくぞここまで作ったなぁと思ってしまいました。
以上、今回は
について紹介しました。