2016年10月26日

1990年代、日本国内はスカイラインR32型GT-Rの復活によりスポーツカーブームを迎え、あちこちでスポーツカーを見かけたものです。

日産スカイラインR32型GT-Rを筆頭に、ハイパワースポーツカーとしてフェアレディZ32型、トヨタスープラ70型、三菱GTO、そしてホンダNSXの登場。

日産スカイラインR32型GT-R
日産スカイラインR32型GT-R

ライトウェイトスポーツカーでは日産S13型のシルビアと180SX、マツダRX-7FC3S型、日産スカイラインR32型GTSやトヨタ スープラ70型2.0Lがラインナップ。

日産シルビアS13型
日産シルビアS13型

日産180SX S13型
日産180SX-S13型

その他、ホンダCR-Xやシビック、トヨタMR-2など車種もグレードも豊富な時代でした。

しかし、2016年現在そのスポーツカーの車種は激減し、数車種のみ・・・。

そんな中、日本のスポーツカー界に明るい風が吹きこんできました!

それは、日産からライトウェイトスポーツカーとして新型シルビアS16の開発が進められているという情報です。

しかし、まだまだ「謎」が多いというのが事実ではありますが、現段階で分かっている情報をご紹介していきます。


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日産シルビア復活の開発は開始されていた?

今から3年前の2013年の東京モーターショーに日産から出品された「IDx」をご存知でしょうか?

日産IDx @東京モーターショー2013
日産IDx-@東京モーターショー2013

IDxは日産の新デザインで、2ドアクーペタイプでありながら箱型で昔のブルーバードを彷彿とさせるエクステリアでした。

日産ブルーバードKP型
日産ブルーバードKP型

IDxは2013年当時、市販化の予定も噂されていましたが、結局のところは頓挫してしまい市販化は実現しませんでした。

そこに舞い込んで来たのが、「新型シルビアS16として復活?」、いわゆる日産シルビアS16の誕生?という話でした。

ただ、現段階で開発されている車両は、シルビアS16型という名前ではなく、IDxの継続開発で現在の名称は「IDxⅡ」とのことのようです。

IDxⅡ=新型シルビア後継車のエンジン

このIDxⅡ=新型シルビア後継車(以後、新型シルビア後継車)には、2種類のエンジンが搭載される予定です。

新型シルビア後継車のベーシックグレードには、1.6L級の直噴ターボ(過給機)が搭載されるようです。

そして、新型シルビア後継車の上級グレードには、2.0Lの直列4気筒ターボが搭載されるのではないかということです。

日産 可変圧縮エンジン VC-T
日産 可変圧縮エンジン VC-T

このエンジン、世界初の可変圧縮比ターボエンジンのようで新型シルビア後継車に先駆けて、スカイラインクロスオーバー後継車インフィニティQX50に搭載されるようです。

インフィニティQX50
スカイラインクロスオーバー後継車-インフィニティQX50

この可変圧縮比ターボとは、加速などで負荷がかかる状態時に圧縮比を下げ、ノッキングを防止し、高い過給を行う次世代4気筒エンジン(VC-T)のことです。

日産可変圧縮エンジンVC-Tのメカニズム
日産の可変圧縮比エンジン-VC-T-メカニズム

また、このエンジンのスペックは判明しており、V6エンジンに匹敵する静寂性を持ち、270馬力前後のパワーと同クラスのディーゼルエンジンと同等の燃費とのこと。

世界初となる可変圧縮比ターボは、10年以上も前に技術発表されていたようですから、実用されるまでの開発陣の道のりは、大変なものだったと思われます。

新型シルビア後継車のプラットフォーム

プラットフォームは、メルセデスベンツCクラスのFR用MRAが使えるようになったとのこと。

メルセデスベンツ Cクラス
メルセデスベンツ Cクラス

MRAとは「モジューロ リア アーキテクチャ」の略で、ホイールベース長を変化させることが可能で、様々な大きさのモデルに適用できるプラットフォームです。

メルセデスベンツのプラットフォームを使う背景には、日産のブランド・インフィニティがメルセデスベンツとの協同開発などの提携によるものと思われます。

とはいっても、メルセデスベンツCクラスのものをそのまま使うわけではないようです。

全長をコンパクト化するためにホイールベースはショート化され、トレッドも若干狭くなるようです。

サブフレームは日産が独自に設計したものが用いられることになるようです。

日産独自のサブフレームを用いるに際して、サスペンションの取り付け位置変更はないと考えられています。

日産シルビア新型後継車と日産フェアレディZ新型の関係!?

現在、日産ではフェアレディZ新型の開発も別の開発陣よって進められています。

しかし、このフェアレディZ新型の開発はシルビア新型後継車の開発と非常に深い関係性を持っています。

頓挫していたフェアレディZ新型開発ですが、IDx開発にメルセデスベンツCクラスのプラットフォームが使用可能になったことで、2016年に再び動き出したのです。

次期フェアレディZ
日産-次期フェアレディZ

メルセデスベンツCクラスのプラットフォームが使えることで、より乗用車に近いシルビア新型後継車の開発ペースが上がったとのこと。

また、エンジンにおいてもシルビア新型後継車とフェアレディZ新型は、供用する部分があるようです。

シルビア新型後継車は前述したとおり、ベーシックグレードに1.6L直噴ターボエンジン、上級グレードに2.0L直4ターボエンジンを搭載する予定としました。

フェアレディZ新型では、上級グレードに3.0L V6ツインターボを、ベーシックグレードにシルビア新型と共通の2.0L直4ターボエンジンが搭載される予定なのです。

そしてフェアレディZ新型はダウンサイジングにより、プラットフォームをシルビア新型後継車と共通のものを使用するとのこと。

「IDxⅡ=シルビア後継車」の開発が次期フェアレディZに、大きな影響を与えるという事になります。

日産シルビア新型後継車まとめ

ご紹介の中では幾度か新型シルビア後継車としましたが、現在の開発は「DixⅡ=シルビア後継車」というのが正しい見方です。

どちらにしても、現在の日産に存在しないライトウェイトスポーツカーの復活に大きな期待がよせられていることには違いありません。

IDxニスモ
日産IDxニスモ

乗車定員は2+2シーターの4人乗りになるのではないかと予想されていますが、エクステリアデザイン、インテリアデザインについてはまだ不明です。

しかしながら、2017年の東京モーターショーに出品予定とのことですから、もしかしたら2018年には販売が開始されるかもしれないですね。

しかも2017年東京モーターショー出品車はEVの可能性もあるとかないとか・・・。

どちらにしても今後のスポーツカー界に大きな影響を与えること間違いなしのこの計画、ぜひとも現実のものにしていただきたいと、切に願います。
 
 

以上、今回は

について紹介しました。