近年の車といえば、最新の技術や先進安全機能が設定されたことにより、以前よりも高価になってきています。

高価になってきているといっても、買う側からすれば少しでも安い方がいいし、売る側からすれば少しでも高い方がいいというのが本音です。

では、新車購入の場合、どうやったら少しでも安くなるのでしょう?

そこで今回は、新車購入時の値引き交渉術を紹介していきます。





新車の値引きを考える際に避けたい時期?

まず新車購入する場合に考えたいのは、購入する時期にあります。

新車が発表されたばかりで注目度が高い時期だと、なかなか値引きに応じてくれないことが多いです。

また、この時期は納車までに時間がかかってしまい、数ヶ月も待たされてしまいます。

新車購入時お値引き交渉術のコツ

また、初期不具合もあることも多いですので、「すぐに新型車がほしい!」と強く思っていない場合は、しばらく経ってから交渉することをおすすめします。

新車購入で最も値引きが期待できる時期は?

新車購入で一番値引きが期待できるのは年明けの初売りの時です。

販売店でも初売りの際は最初から値引いた金額を提示してきますので、値引き交渉をすることで、さらに値引き幅が広がる可能性があるからです。

また、サービスでのオプション設定なんかもいろいろ付けてくるところもあるので、お買い得感は最高になると思われます。

それと、年度末を狙い目にする方法があります。

年度末は会社組織によって異なりますが、大半は12月か3月が年度末になります。

新車購入時の値引き交渉術の時期 決算

年度末になると、販売店は売り上げ実績を上げる追い込みとして、新車販売や中古車販売に力を入れてきます。

というのも営業マンは成績が第一ですので、年間を通して売り上げが悪い営業マンは必死になる時期なのです。

となれば、渋い顔をしながらも値引きに応じなければならない時期になってしまうからです。

この辺の時期であれば、新車も安く購入できる可能性が高いです。

とにかく新車であれば型を気にせず安く購入したいと考える場合

新型にこだわるのではなく、新車にこだわる場合はここに注目すればかなり大きな値引きにつながります。

それは、フルモデルチェンジの時期です。

あと数ヶ月で新型が出るという場合に販売店が一番困るのは、在庫を抱えてしまうという点です。

新型が出てしまったら、現行モデルは販売店の在庫となってしまい、新型車が出てしまったら一度登録して新古車販売するしかなくなってしまいます。

それならば、新車で売ってしまいたいというのが販売店の本音ですので、値引き交渉するには最高の時期です。

10年程前になりますが、私がこのフルモデルチェンジ時期に交渉した例を挙げておきます。

車種:トヨタノア(4WD)

新車購入時に値引き交渉をしたトヨタノア

カタログの車両価格:約280万円

オプション価格
HDナビ:約15万円
フロントスポイラー:約4万5千円
サイドステップ:約6万円
リヤスポイラー:約4万円
リヤルーフスポイラー:約6万円
ペイントシーラント:3万5千円(?)
オプションシート:3万円
パールホワイト:3万円

合計:325万円のところ、

購入額:約240万円(値引き:約85万円)
※その他、パワースライドドア装備、フロアマット、サイドバイザーはサービス

 

何が大きかったかといいますと、実はフロントスポイラー、サイドステップ、リヤスポイラー、ルーフスポイラーがモデリスタの専用品だったため、サービスになったのです。

私的には、新車購入としてはかなり大きな値引きになったと大喜びした記憶があります。

ということで、新型ではなくても良いという場合は、フルモデルチェンジの時に古いモデルの新車を購入するというのもおすすめです。

ちなみに、私がノアを購入した時に競合してみた日産セレナは、新型で販売開始されたばかりのものでしたが、ほとんど値引きがありませんでした。

新車購入の値引き交渉のコツとテクニック

新車の購入に際しての値引きのコツは、

本命の他に競合させる車と販売店を最低2つは見つけることです。

なぜ2つ以上かといいますと、1つだと2社競合になってしまい、片方が安く出てしまえばそれで交渉が終わってしまいます。

また、値引きも一段階で終わってしまい、交渉という交渉にならずに価格が決まってしまいます。

ですから、2つ見つけて本命と合わせて3つにした方が、より充実した交渉を進めることができます。

一番簡単な値引き交渉のテクニックを以下に紹介します。

1. 本命A 競合B 競合Cの同じカテゴリーの同等の車を選ぶ。
2. まず本命Aで値引き交渉し見積りを取る。
3. 競合Bで値引き交渉し見積りを取り、競合Cへ。
4. 競合Cで見積りを取ったら、再度競合Bへ。
5. 競合Cで取った見積り見ながら、再度競合Bで値引き交渉。
6. 最後に本命Aに競合Bの2回目の見積を持って値引き交渉。

 

3つの販売店間で、これだけの行動をすれば、少なくとも4段階の値引きが可能になりますので、限界値引きに持っていくために、最低でもこれだけはやってみてください。

あまり歩きすぎても買う気があるのか?と思われてしまい、次に行きづらくなってしまうので注意してください。

しかし、値引き交渉が思ったよりもうまくいかなかった場合は、下取り車がある場合は下取りを高くする交渉をします。

下取り車が高くなれば支払額は少なくなるので、これも重要な交渉になります。

但し、下取り交渉の場合は、ディーラー以外の高価買取店で査定してもらい、比較して高い方に出すというのも支払額を少なくするコツです。
 

そして最後はサービスの確認になります。

あとはどこまでオプション品や付属品を付けてくれるかにかかっていますので、最後まで抜かりなく交渉することが重要です。

特にサイドバイザーやフロアマットなんかは、サービス交渉をすることをおすすめします。

新車購入の値引きまとめ

最後にまとめとして、新車の「購入時期」に注意して、できるだけ値引きが望める時期に合わせて購入する事を忘れないでください。

そして、値引き→下取り→サービスという順で上手に交渉し、充実した交渉ができるよう心掛けてください。

最後に最大の「値引きのコツ」になりますが、営業マンと上手なお付き合いをして、仲良くなってください。

もしかしたら、これが最高の値引き方法になるかもしれませんね。

これから新車購入をする場合は、頑張って値引き交渉をしてきてください!

下取り車がある場合は↓この『車を高く売りたい場合』も参考にしてください。

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