2016年8月11日
今回は、シートベル違反をした時の罰金や点数に関して紹介していきます。
シートベルト違反の罰金の金額はいくらなのか?
シートベルト違反の点数は何点減点されるのか?
その他にも、運転手の違反ではなく助手席や後部座席に座っている人がシートベルトを締めてなかった時はどうなるのか?
なども紹介します。
シートベルト違反の罰金の金額や減点点数はいくら?運転手・助手席の場合
まず、運転手がシートベルト違反(シートベルト装着義務違反)を犯していた場合に関して、その罰金の金額がいくらなのか紹介します。
シートベルト装着義務違反をした場合、実は罰金はありません。0円です。
ただし、点数が1点減点されます。
もし、ゴールド免許証だった場合は、次の免許証の更新でゴールドからブルーになってしまいます。そして、5年間はゴールド免許になることはできません。5年間無違反であれば、また次の更新の時にゴールド免許に戻ることが可能です。
では、助手席に誰かを乗せる場合はどうなんでしょうか?
助手席の人がシートベルト装着義務違反を犯していたら運転手が減点されます。
先程、上で紹介した内容と同様に、罰金は無しで点数が1点減点されます。助手席に乗ってシートベルトを装着していなかった人は何も発生しません。運転手の責任になります。
ですので、もしあなたが助手席に乗る場合は絶対にシートベルトをするようにしてください。それは運転手の方への気遣いになりますので。
シートベルト違反の罰金の金額はいくら?後部座席の場合
次は、後部座席に座っている人がシートベルト違反をした場合の罰金や減点点数がいくらなのかを紹介します。
後部座席のシートベルトに関しては、2008年(平成20年)6月から制度が変わっています。
2008年6月より前は高速道路だけ後部座席のシートベルトの着用が義務となっていましたが、2008年6月からは一般道も高速道路もどちらも後部座席のシートベルトの着用が義務化されました。
そして、それらに違反した場合は以下の罰金の点数の減点が課せられます。
一般道:口頭注意のみで罰金も減点もなし
高速道路:罰金はなく、1点減点
シートベルト違反の罰金や点数の減点に関しては以下のように覚えておいてください。
ただし、一般道での後部座席のシートベルト着用義務違反は口頭注意のみで罰金、減点ともになし。
シートベルトの着用は人の生死に関わることです。
万が一事故を起こしてしまい(もしくは、巻き込まれてしまい)、助手席や後部座席の方がシートベルトを着用しておらず大変なことになってしまったら、それは運転手の責任です。
助手席や後部座席に乗せる方のことを思うのであれば、必ずシートベルトを締めてもらうようにしましょう。
「めんどくさい」と言われてしまうかもしれませんが、あなたのその人を大切に思う気持ちが表れる行為です。妥協しないようにしてくださいね。習慣になれば何とも思わなくなりますので。
罰金と反則金の違いは?
ちなみに罰金と反則金は大きく異なります。
今回の説明の中では、一般的に使われている「罰金」という表現を使ってきましたが、本来正しい言葉は「反則金」です。罰金ではありません。
罰金とは、罰金刑という刑罰の一つです。
刑罰とは、重い違反をした際に課せられる刑事処分のことで、罰金刑の他には死刑、懲役刑(禁錮刑)があります。
つまり、罰金を払うということは前科が付くということになります。
反則金は行政処分の一つです。
「反則金を支払えば刑罰の対象にはなりませんよ。刑事裁判を行いますか、それとも反則金を支払いますか?」ということです。
当然、シートベルト着用義務違反は罰金ではなく、反則金という表現が正しいです。
青切符の場合は反則金、赤切符の場合は罰金になります。
参考に覚えておいてください。
以上、今回は
- シートベルト違反の罰金の金額や減点点数はいくら?運転手・助手席の場合
- シートベルト違反の罰金の金額はいくら?後部座席の場合
- 罰金と反則金の違いは?
について紹介しました。