2017年3月19日
三菱のGTOが新型で復活するのではないかという情報が、ネット上やカー情報などで話題となっているようです。
現在の若い世代の方々はあまり知らないかもしれませんが、三菱GTOは間違いなく一世を風靡した国産スポーツカーです。
そんな三菱GTO新型の現段階で分かっている情報について、三菱GTOの歴史と合わせてご紹介していきます。
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三菱GTOとは?新型の前に三菱GTOの歴史をご紹介!
三菱GTOの登場は、1990年代のスポーツカーブームの時代に、三菱がスポーツカー界に送り込んだ2ドア+ハッチバックタイプのハイパワースポーツカーでした。
当時、その斬新なデザインはスポーツカーファンの注目を浴び、日産スカイラインGT-Rやトヨタスープラなどと肩を並べる存在だったのです。
1990年に誕生した三菱GTOは、ワイドなボディにリトラクタブルライトを備え、リヤフェンダーのダクトが目に付くスポーツカーでした。
エンジンは3.0LのV型6気筒DOHCで、過給機にツインターボが設けられ、当時自主規制とされていた280馬力を発揮しました。
当時、280馬力とされていた国産の代表的なスポーツカーと比較してみましょう。
三菱 GTO |
日産 スカイライン 32型GT-R |
トヨタ スープラ ツインターボR70型 |
日産 フェアレディ Z32型 |
ホンダ NSX |
|
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エンジン種類 | V型6気筒DOHC | 直列6気筒DOHC | 直列6気筒DOHC | V型6気筒DOHC | V型6気筒DOHC |
過給機等 | ツインターボ | ツインターボ | ツインターボ | ツインターボ | VTEC(可変カムシャフト) |
排気量 | 3.0L | 2.6L | 2.5L | 3.0L | 3.0L |
最高出力 | 280ps | 280ps | 280ps | 280ps | 280ps |
最大トルク | 43.5kg・m/2500rpm | 36.0kg・m/4400rpm | 38.5kg・m/3500rpm | 39.6kg・m/3600rpm | 30kg・m/5400rpm |
駆動方式 | 4WD | 4WD | FR | FR | MR |
車輌重量 | 1730kg | 1500kg | 1500kg | 1570kg | 1350kg |
新車販売価格 | 約400万円 | 約500万円 | 約350万円 | 約400万円 | 約1000万円 |
当時はツインターボが主流となっており、ほとんどのハイパワー車がツインターボを搭載している中、三菱GTOも例外ではありませんでした。
さらに三菱GTOは4WDも搭載していましたので、雪国のスポーツカーファンからは大きな注目を集めることとなります。
しかし三菱GTOは、他車と比べて飛び切りの重量と4WDによる燃費の悪さがネックとなっていたのも事実なのです。
そして三菱GTOは、前期型・中期型・後期型を要した初代のみで、2001年3月に終焉を迎えてしまいます。
三菱GTO復活はあるのか?そのデザインとは?
2017年、ネット上やカー情報にいて三菱GTOが新型として復活するという話題を目にするようになりました。
気になる三菱GTO新型の予想デザインも、ネット上やカー情報などで目にすることが増え、大きく前進しているものと考えられます。
外観のデザインは、細く吊り上がった目(ヘッドライト)が特徴的で、滑らかに落ちるボンネットの下の開口部が攻撃的なフロントフェイスを作り出しています。
また、前後のブリスターフェンダーがワイド感を出しており、流麗的なボディ形状がスポーツ感をアップさせているといえます。
さらに、初代から引き継いだであろうリヤフェンダーダクトが、三菱GTOとしての象徴となっています。
後方に少しだけ見えるリヤウィングは、この角度から見ると初代三菱GTOのリヤウィングに似ているという印象を受けました。
しかし、現在のところ正式発表ではないので、まだまだデザインの変更等は考えられますが、期待の持てる一台となりそうです。
三菱GTO新型は日産フェアレディZと兄弟車!?スペックはどうなる?価格は?
三菱GTO新型はネット上やカー情報では、日産フェアレディZと同じFR-Lプラットフォームを使用するとされています。
となると、三菱GTO初代と同じ4WDではなく、日産フェアレディZと同じFRになることも考えられます。
それが現実となれば、乗車定員も日産フェアレディZと同じ2シーターの2人乗りになることも十分に考えられるでしょう。
初代三菱GTOは、国内ではトップクラスの自主規制とされた280馬力を発揮していたのですから、三菱GTO新型でもハイパワースポーツカーとなるです。
そうなると、パワーユニットも日産フェアレディZと共通となる物が搭載されることになると考えられ、ネット上やカー情報ではでは400馬力と予想されています。
一方で、ネット上やカー情報などでは、ハイブリッドが搭載されるとの予想もあり、現実となれば燃費についても気になる部分といえそうです。
日産フェアレディZ Z34型
日産フェアレディZ 新型予想図
日産フェアレディZ新型に搭載が予想されているツインターボになるのか、Z34型と共通なのか、ハイブリッドになるか、今後の情報にも注目です。
現在のところ、日産フェアレディZの現行モデル34型と共通になるのか、それとも新型のZ35と共通になるのかは、不明のようです。
三菱GTO新型の価格については、ネット上やカー情報でもあまり見かけませんが、日産フェアレディZと兄弟車ということになれば、350万円~500万円あたりでしょうか?
ただ、ハイブリッドが投入されることになれば、もう少し高めの価格予想にもなってしまいますが・・・。
三菱GTO新型まとめ
まだまだ気になる部分はありますが、現在のところ詳細についてつかめていないというのが現実です。
しかし発売時期が2020年ごろなど、具体的な部分も予想されていますので近い将来、現実のものになるのではないでしょか?
三菱GTO中期型
三菱GTO後期型
スポーツカーブームが去り、三菱GTOが国産スポーツカー界から姿を消してしまってから、およそ16年・・・。
スポーツカーが減少してしまった現在の自動車界に、この三菱GTO新型がまた一つ期待の持てる一台になることを、心から願っております。
以上、今回は
について紹介しました。