免許停止になってしまった場合に受ける免停講習。
この免停講習(運転免許停止処分者講習)を受けるメリットは、免許停止期間を短くできるということ。
例えば、免許停止の期間は30日、60日、90日、120日、150日、180日とありますが、この期間に応じた講習を受けることによって免許停止が解除されるということです。
以下の3種類の免停講習があります。
- 短期講習:免許停止期間30日
- 中期講習:免許停止期間60日
- 長期講習:免許停止期間90日~180日
今回は免停講習に関する内容を紹介します。
免停講習の時間や内容は?
免停講習の時間と内容ですが、
警視庁の公式ページ内「交通部の訓令・通達一覧」内の
「C90 停止処分者講習実施要綱の制定について(PDF形式:178KB)」に以下のように記載があります。
↓免許停止期間30日の短期講習は1日のみで6時間です。
講習内容とその時間は以下。
↓免許停止期間60日の中期講習は2日間で合計10時間です。
講習内容とその時間は以下。
↓免許停止期間90日~180日の長期講習は2日間で合計12時間です。
講習内容とその時間は以下。
会場により開始時間・終了時間が少し異なる場合がありますが、
だいたい短期講習の開始時間は9:30で、終了時間が16:30という時間帯が多いです。
正確な時間は実際に免停講習を受ける会場に確認してください。
そして、免停講習の内容やテスト内容は非常に簡単ですので安心してください^^
『免停講習はお金を払って受講することによって免停期間を短縮するもの』だと考えて頂ければ問題ありません。
テスト内容は座学の時に講師の方が「ここは覚えておいてください」とテストに出題される部分を教えてくれますので、そこをチェックしておけば大丈夫です。
例えば、実際にテストをやっている時にわからない部分があったとしても、テキストを見て回答すれば良いですので。
また、実技などの試験も特に運転が下手でも問題ありません。変な癖などをチェックしてくれるアドバイスの時間と考えてください。
そして、免停講習の結果は「優・良・可・不合格」の評価が下されます。
ほとんどの人が優になり、30日免停であれば、翌日から車を運転できるようになります。
以下が免停講習の結果と短縮日数の関係です。
免停講習の日程は?
免停講習の日程ですが、免許停止処分を受けた当日から受講可能です。
ある程度大きい免許センターであれば、
短期講習は平日の月曜から金曜まで毎日開催されています。他には、毎週○曜日と○曜日に開催とか。
会場によって日程が異なるので、免停講習の詳細の日時は直接会場に確認するようにしてください。
免停講習の日程は自由に変更できます。近くの会場の開催曜日を調べて、できるだけ早く受講するようにしましょう。(受講するのであれば)
免停講習の料金(費用)は?
免停講習の料金(費用)は以下になります。
中期講習:21,000円(免許停止期間60日)
長期講習:25,200円(免許停止期間90日~180日)
参考に、愛知県警察の公式ホームページを紹介します。
短期講習、中期講習、長期講習に関する以下の情報が載っています。
- 講習受付時間
- 講習場所別の講習日時
- 講習の効果
- 持ってくるもの
- 注意事項
免停講習を受けない場合はどうなる?
免停講習は受けない場合はどうなるのかですが、免許停止期間が短縮されないだけで他には何もありません。
何か不利なことが発生するのかと不安になる方も多いですが、免停講習を受けた受けないで変わるのは免許停止期間のみです。
普段、車を運転する生活ではない場合は特に受講する必要はありません。
時間もお金も結構かかってしまいますので、免許がすぐに必要ない場合は受講しないほうが良いでしょう。
ただ、免停講習を受けない場合でも、免許センターには免許証を預けに行く必要があります。もしくは、免許証の提出だけであれば、委任状を書いて他の人に提出してもらうことも可能です。
そして、免停期間終了後に再度免許センターに免許証を受け取りに行く必要があります。
免停講習に車で行く?!
時々、免停講習の会場に車で行く人がいるそうです。
これは無免許運転になります!絶対にしないように。
無免許運転をした場合の違反点数は25点というかなり大きな点数が加算されます。
そして、違反点数25点ということで一発で免許取り消し2年となります。(少なくとも2年間は免許を取ることができず、車を運転することができないということです)
(警視庁HP「行政処分基準点数」より)
免停講習に車で行くという馬鹿げた行為は絶対にやめましょう。
これは事故を起こすかどうかの問題でなく、リスクが高過ぎるということです。そこまでリスクを犯す必要があるのであれば仕方がないですが。。。
免許センターによっては免停講習当日、免許センターの入り口で警察官が待ち構えていて、そのまま免許取り消しになる人もいます。
また、免停講習を受けて免停期間が短縮になったからといっても、少なくとも講習当日はまだ免停期間です。(免許はその日にもらえますが)
なのに免停講習が終わってその日に運転してしまい、運悪くもらい事故にあって、免許取り消しになった人が何人もいるそうです。気をつけましょう。。。
以上、今回は
- 免停講習の時間や内容は?
- 免停講習の日程は?
- 免停講習の料金(費用)は?
- 免停講習を受けない場合はどうなる?
- 免停講習に車で行く?!
について紹介しました。