エスティマハイブリッドの現行モデルが誕生したのは、2016年6月です。
当時、フルモデルチェンジも噂されていましたが、フロントフェイスは大きく変更されたものの、実際はマイナーチェンジでした。
しかし、それまでのエスティマよりも精悍なフロントマスクとされたことで、雰囲気は大きく変わりました。
エスティマハイブリッドのマイナーチェンジ後
エスティマハイブリッドのマイナーチェンジ前
では、そんなエスティマハイブリッドの実力とは、いったいどんなものなのでしょう?
ここではエスティマハイブリッドの実燃費や価格、内装や加速の評価や口コミについて検証していきます。
エスティマハイブリッドの実燃費は?
エスティマハイブリッドの一番気になる部分は、やはり燃費。
まずは、現在のエスティマハイブリッドのカタログ値の燃費を、前モデルと比較しながら見ていきましょう。
マイナーチェンジ前 | マイナーチェンジ後 | |
---|---|---|
エンジン型式 | 2AZ-FXE | 2AZ-FXE |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒DOHC |
最高出力 | 110kW(150PS)/6,000rpm | 110kW(150PS)/6000rpm |
最大トルク | 190N・m(19.4kgf・m)/4,000 | 190N・m(19.4kgf・m)/4000rpm |
フロントモーター型式 | 2JM | 2JM |
最高出力 | 105kW(143PS) | 105kW(143PS) |
最大トルク | 270N・m(27.5kgf・m) | 270N・m(27.5kgf・m) |
リヤモーター型式 | 2FM | 2FM |
最高出力 | 50kW(68PS) | 50kW(68PS) |
最大トルク | 130N・m(13.3kgf・m) | 130N・m(13.3kgf・m) |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | 無鉛レギュラーガソリン |
燃費 | 18.0km/L | 18.0km/L |
エスティマハイブリッドのエンジン、モーターはマイナーチェンジ前後を比較しても変更点はなく、燃費のカタログ掲載値も同じとなっています。
ネットなどでエスティマハイブリッドの実燃費を見てみますと、平均で13.0km/L、最高で16.0km/L当たりの数値が多く見られました。
「満タン法で約14km/L。」
「街乗りで10km/L程度。もう少し期待していた。」
「燃費は乗り方次第で伸びる。」
もちろん燃費は様々な条件下で考えますと大きく変動しますが、実際の平均燃費と最高燃費を見てみると、このクラスでは優秀な車だといえます。
エスティマハイブリッドの価格は?
エスティマハイブリッドの価格を、グレード別に見ていきたいと思います。
エスティマハイブリッドAERAS PREMIUM-G
価格:493万円
エスティマハイブリッドAERAS SMART
価格:453万円(乗車定員7名)
エスティマハイブリッドAERAS PREMIUM
価格:439万円(乗車定員7名)
エスティマハイブリッドAERAS
価格:435万円(乗車定員7名)
価格:431万円(乗車定員8名)
マイナーチェンジ前はグレードも豊富だったということもあり390万円~524万円と価格設定されていました。
マイナーチェンジ後はグレードが4通りとされ、価格設定は435万円~493万円となっていますが、これは装備が充実したグレードに絞られたようです。
エスティマハイブリッドに設定されている価格は、性能や装備を考えますと妥当な価格ではないかといえるようです。
値引きについては交渉次第になるかと思いますが、少しでも値引きをしてもらえる努力は必要です。
競合にするのは、ホンダ「オデッセイハイブリッド」、トヨタの「アルファード」「ヴェルファイア」あたりでしょうか?
それから、同じトヨタの「トヨタ店」と「カローラ店」で同じエスティマハイブリッドを競合させるというのもひとつの値引きの手かもしれません。
それぞれの見積を取って競合させ、少しでも値引き幅が大きくなるよう十分な交渉を心がけることが大切です。
そして値引き交渉の次は、下取り車がある場合は、下取り額を上げる交渉をしてください。
下取り車の下取り額が上がれば、それだけ支払いの負担が少なくなりますので、こちらも十分に交渉していただきたいと思います。
エスティマハイブリッドの内装や加速の評価や口コミ
エスティマハイブリッドの内装について見ていきましょう。
エスティマハイブリッドでは、AERAS PREMIUM-G、AERAS SMART、AERAS PREMIUMは7人乗りのみの設定となっています。
AERASについては、7人乗りと8人乗りが設定されており、シート形状の設定が2タイプ設定されていることになります。
エスティマハイブリッドAERAS PREMIUM-Gの内装画像
エスティマハイブリッドAERAS SMARTの内装画像
エスティマハイブリッドAERAS PREMIUMの内装画像
エスティマハイブリッドAERAS 7人乗りの内装画像
エスティマハイブリッドAERAS 8人乗りの内装画像
7人乗りのシート形状は4グレードとも基本構造は同じになりますが、グレードによってカラー設定が異なります。
7人乗りでは全グレードにキャプテンシートが標準装備されていることから、オットマンも標準装備となります。
オットマンはロングタイプになっており、シートスライドの幅が広いことから、かなり快適な空間を作り出すことが可能となります。
AERASの8人乗りは、セカンドシートが3人掛けになっており、シート中央にはアームレストが設定されています。
運転席・助手席においては、高級感を持たせながらシンプルにすることで、操作性を高いものにしているといえます。
シート形状や居住空間から見ても、快適性や乗り心地の良さが伝わってくるのではないかと思います。
また、ダッシュボードを低めにすることで視界を良好としているだけではなく、最前席でも快適な空間を作り出しているといえます。
走りの面においては、加速についての部分が気になるところといえます。
加速に関しては発進時の出だしで、もたつき感がるなどと、不満が寄せられる部分もあるようです。
しかし、エスティマハイブリッドはかなりの重量級ですので、スタート時にモーターのみで動かすには、負荷が大きいと考えられます。
それでもミニバンクラスの中では加速はかなり良い方だとの声もありますので、ミニバンとして考えれば十分だといえるようです。
エスティマハイブリッドは故障が多いという話も耳にしますが、これは新車購入してすぐの話ではないようです。
この故障は10年以上経過していて、尚且つ10万キロ以上走行しているものに見られるようです。
故障を起こすのはハイブリッドビークルトランスアクスルという部分のようで、部品代だけで50万円以上!工賃で10万円くらいかかるそうです。
しかし、これはあくまでも経年劣化と過走行車によるものの故障ですからご安心を。
では、エスティマハイブリッドの全体的な口コミを見てみましょう!といっても、実はエスティマハイブリッド2016年モデルの口コミは、ネット上ではほとんどない・・・。
それでも探したものには、次のような事がありました。
「広い!」
「乗り心地がいい!」
「高級感、満足感は高い!」
「装備がいい!」
などなど全体的な評価としては、少ないながらも高評価を得ている部分が多くあると感じられました。
但し、燃費については「良い」「悪い」と使用条件により異なると思われますが、賛否両論のようです。
しかし、マイナーチェンジのみでも高評価を多く得られるということは、やはりトヨタの「天才タマゴ」の証なのではないでしょうか?
エスティマハイブリッドのまとめ
このエスティマハイブリッド、私が実際に見て感じたのはマイナーチェンジとは思えないほど雰囲気が変わったという事です。
サイドビューは確かにほとんど変わらない感じですが、フロントから見ると前モデルと同じ車とは思えないほどに変わっていました。
そしてこの2トンカラーが、新鮮さを出しながら新しい魅力を与えてくれているという印象を持ちました。
そこに広い空間と快適な居住性を併せ持ったこのエスティマハイブリッドは、やっぱりトヨタの「天才タマゴ」だといえるのではないでしょうか?
以上、今回は
について紹介しました。