PIAAワイパーの種類と違い|シリーズ一覧・適合品番の調べ方・替えゴム

PIAAの公式サイトの雨用ワイパーのページには、「超強力シリコート」「スーパーグラファイト」「エアロヴォーグ」「クレフィット」など、名前の似た製品が本体・替えゴム合わせて10以上載っています。どれがどう違うのか、自分の車にはどの品番を買えばいいのか、ゴムだけ替えられるのかを順に確かめていきます。

この記事では、PIAAの公式サイトの製品ページ・よくある質問・お知らせ、PIAAの「ワイパー&替えゴム 車種別適用検索」をもとに、PIAAワイパーのシリーズごとの違い、適合品番の調べ方、替えゴムの選び方をまとめました(2026年10月19日確認)。

PIAAの雨用ワイパーのシリーズ一覧

PIAAの雨用ワイパーのページは、「撥水タイプ」「グラファイトタイプ」「ノーマルタイプ」の3つに分けて製品を載せています。ページに載っている製品のうち、生産終了のお知らせが出ているものと現行品かどうか確かめられなかったものを除くと、次の15製品(ワイパー本体11・替えゴム4)です。

ゴムのタイプ 製品名 本体/替えゴム 長さ設定(公式)
撥水タイプ スリムヴォーグ シリコートワイパー 本体 300〜750mm
エアロヴォーグ 超強力シリコート ワイパー 本体 300〜700mm
超強力シリコート ワイパー 本体 195〜700mm
超強力シリコート 替えゴム 替えゴム 195〜750mm
エクセルコート ワイパー 本体 300〜700mm
エクセルコート 替えゴム 替えゴム 195〜750mm
輸入車対応 超強力シリコート ワイパー 本体 380〜700mm
グラファイトタイプ スリムヴォーグ グラファイトワイパー 本体 300〜750mm
エアロヴォーグ グラファイト ワイパー 本体 300〜700mm
スーパーグラファイト ワイパー 本体 195〜700mm
スーパーグラファイト 替えゴム 替えゴム 195〜750mm
クレフィットエアロ 本体 300〜700mm
クレフィットプラス 本体 300〜650mm
ノーマルタイプ クレフィット ワイパー 本体 300〜650mm
クレフィット 替えゴム 替えゴム 300〜700mm

価格は、上の15製品の製品ページではどれも「オープン」と書かれていて、金額は出ていません。

雨用ワイパーのページには、ほかに「欧州車専用 シレンシオエクストリームシリコン」(Valeo(ヴァレオ)社とPIAAの共同開発品)も載っています。ただしPIAAは2025年4月28日付のお知らせで、この製品の生産終了と「販売は在庫限り」を案内しています。同じページの末尾にある「欧州車専用 シレンシオエクストリーム」(Valeo社製品)は、現行品かどうかを公式の掲載から確かめられなかったため、表に入れていません。

このほか、「輸入車対応 超強力シリコートワイパー カーボン」(4品番)と「輸入車対応 超強力シリコートワイパー ビッグスポイラーカーボン」(6品番)は、2022年1月13日付のお知らせで生産終了と在庫限りの販売が案内されています。

「超強力シリコート」と「エクセルコート」の違い(撥水タイプ)

PIAAのよくある質問では、撥水タイプの2つのゴムを次のように説明しています。

  • 超強力シリコート(「超撥水」):自己撥水させるシリコンゴムに特殊シリコンオイルを配合した、PIAAのいうフラッグシップモデル。ガラスが乾いた状態でワイパーを5分間動かすと、撥水加工ガラスになるとしています。
  • エクセルコート(「撥水」):自己撥水させるシリコンゴムを採用。ワイパーを使っている間に、じわじわとガラス面を撥水させるワイパーです。

どちらも、市販の撥水剤を使わずにワイパーを動かすだけでガラスを撥水させる、という説明です。超強力シリコート・エクセルコートの製品ページには、ガラス撥水コーティングをしている車でも使え、撥水効果が薄れてきてもワイパーを動かすだけで撥水被膜を再び作る、とも書かれています(エアロヴォーグ 超強力シリコートの製品ページも同じ説明です)。

撥水タイプを使っていると、ガラスに白いモヤのような膜が出たり消えたりすることがあります。PIAAはこれを「撥水の効果が現れている証拠」で、製品の不具合ではないと回答しています。

「スーパーグラファイト」などグラファイトタイプの特徴

よくある質問では、スーパーグラファイト(「凄ふき」)のゴムは天然ゴムにグラファイト粒子をコーティングしてガラス面との摩擦抵抗を低減したもので、「撥水はしません」と書かれています。

  • スーパーグラファイト:製品ページでは「最高級天然ゴムにグラファイト粒子とモリブデン粒子のダブルコーティング仕様」と説明しています。
  • エアロヴォーグ グラファイト・クレフィットプラス:高品質天然ゴムの表面にグラファイト粒子をコーティングした「グラファイトコーティングゴム」です。
  • クレフィットエアロ:製品ページの説明は「グラファイトコーティングゴム仕様」です。

スーパーグラファイト・エアロヴォーグ グラファイト・クレフィットエアロ・クレフィットプラスの製品ページには、ガラス撥水コーティングをしている車にも使える(対応する)と書かれています。

よくある質問には、グラファイトワイパーでビビリや拭きムラが出たときの対処も載っています。ビビりの原因と対処はワイパーのビビり・拭きムラの原因と対処で紹介しています。

▶ 動画で確認:PIAA公式:グラファイトワイパーシリーズの紹介

PIAA公式チャンネルの紹介動画です(2016年公開)。グラファイトコーティングのゴムの特徴と、交換の目安になる症状(スジ・ニジミ・ビビリ、フレームのサビやがたつき)を説明しています。製品のラインアップは公開当時のものなので、いまの製品は上の一覧で確かめてください。

出典:PIAA Promotion「PIAAグラファイトワイパーシリーズ」(YouTube)

ノーマルタイプ(クレフィット)

クレフィットは、ゴムに高品質天然ゴムを使ったワイパーです。製品ページでは、安定した払拭性能のために金属フレームを採用し、シャープなゴム先端でクリアな視界を確保すると説明しています。撥水やグラファイトのコーティングについての記載はありません。

形の違い:フラット・エアロ・トーナメント

PIAAの車種別適用検索のトップページでは、PIAAのワイパーの種類を「トーナメントワイパー、デザイン(エアロ)ワイパー、フラットワイパーの3種類」と案内しています。検索結果の画面でも、製品ごとに次のような形の区分が付いています。

適用検索での区分 製品 製品ページの説明(要約)
フラットデザインワイパー スリムヴォーグ シリコート/グラファイト 弧を描くようなフォルムのフラットワイパー。アーム取り付け部を本体と一体化させた低重心デザインで、ワイパー全体がスポイラー構造
エアロデザインワイパー エアロヴォーグ 超強力シリコート/グラファイト、クレフィットエアロ エアロヴォーグはデザインされた形状に払拭性能を上げる2つの構造を取り入れた形。クレフィットエアロはエアロシェイプ構造で浮き上がりを抑え、トーナメント式構造を採用
トーナメントワイパー 超強力シリコート、エクセルコート、スーパーグラファイト、クレフィットプラス、クレフィット 超強力シリコート・エクセルコート・スーパーグラファイトは高剛性オリジナルフレーム。クレフィットプラス・クレフィットは金属フレーム
輸入車対応トーナメントワイパー 輸入車対応 超強力シリコート 幅広い輸入車に合わせるため多数のUクリップを設定(国産車対応Uクリップもあり)。高速走行時の浮き上がりを防ぐ「ビッグスポイラー」もラインナップ

スリムヴォーグは2025年に新発売されたシリーズで、PIAAは2025年3月11日のお知らせで、グラファイトワイパーを4月から、シリコートワイパーを5月から発売すると案内しています。

雪用ワイパーのシリーズ

PIAAは雪用ワイパーを別のページにまとめています。製品の説明が載っているのは、撥水タイプのフラットスノー シリコート、シリコートスノー、シリコートスノー 替えゴム、輸入車対応 シリコートスノーと、グラファイトタイプのスーパーグラファイトスノー、スーパーグラファイトスノー 替えゴム、ファインスノーです。ページの目次には「ノーマルタイプ」「クレフィット スノー」もありますが、説明欄はありません。ファインスノーは、2025年5月12日のお知らせで一部品番(FG30KW、FG30KWT、FG34KW、FG34KWT、FG40KW)の生産終了が案内されています。

自分の車に合う品番の調べ方(PIAA 車種別適用検索)

自分の車に合う品番の調べ方(PIAA 車種別適用検索)

PIAAのワイパー・替えゴムの適合は、公式の「ワイパー&替えゴム 車種別適用検索」で調べます。2025年6月5日にリニューアルされた検索システムです。

  1. 車検証を手元に用意する(検索画面でも「自動車検査証(車検証)をご準備の上」と案内されています)
  2. 「メーカー」「車種」「年式」「型式」を順に選ぶ
  3. 「検索する」を押すと、雨用(ワイパー/替えゴム)と雪用(ワイパー)のタブに分かれた結果が出る
  4. 製品ごとに「適用を開く」を押し、運転席側・助手席側・リアの品番と注意事項を見る

検索ページの備考には、適用データは新車発売時のカーメーカー純正品に準じてPIAAが調べたものであること、PIAA製品以外の適用には使えないこと、車両の仕様変更などで適用が変わる場合があること、適用以外の製品は取り付けないことが書かれています。

検索結果の読み方(例:トヨタ プリウス)

例として、トヨタ プリウス(年式 H29.11〜R4.12、型式 ZVW50・ZVW51・ZVW55・ZVW52)を検索した結果の一部です。

製品 運転席側 助手席側 リア
スリムヴォーグ シリコートワイパー WSVS70A(呼番70A) WSVS40C(呼番40C) 表示なし
超強力シリコートワイパー WSU70(呼番83)+取付ホルダー SH-9 WSU40(呼番5) WSU40RS(呼番5RS)
スーパーグラファイトワイパー WG70(呼番83)+取付ホルダー SH-9 WG40(呼番5) WGW40RS(呼番5RS)または WG40RS(呼番5RS)
クレフィット CF65(呼番82) CF40(呼番5) 適用なし
輸入車対応 超強力シリコートワイパー ビッグスポイラー 適用なし 適用なし 表示なし

読むときのポイントは次のとおりです。

  • 呼番(よびばん):検索結果では「製品の種類に関わらず、ゴムの長さや断面形状などの組み合わせによって、割り当てている番号」と説明されています。品番の後ろのカッコ内の番号です。
  • 取付ホルダー:この例の超強力シリコート・スーパーグラファイトの運転席側には「SH-9」が付いていて、注意事項に「ワイパーの取り付けに必要な別売の取付ホルダーの品番です。ワイパーと一緒にお買い求めください。すでにお持ちの方はお持ちのSH-9をご使用ください。」とあります。よくある質問でも、適合欄の「83+SH-9」について、83は呼番83のワイパーが適合するという意味、SH-9は別売ホルダーの品番だと説明されています。別売ホルダーの品番は SH-1〜SH-11、AVH-1〜2 です。
  • 注意事項:この例では、クレフィットの運転席側に「純正ワイパーより寸法が短くなります」、輸入車対応 超強力シリコート ビッグスポイラーに「ワイパーとワイパーアームが干渉するため適用不可」と出ています。品番だけでなく注意事項まで読んでから選びます。

同じ車でも、シリーズによって品番の付き方・ホルダーの要否・適用の有無が違います。買いたいシリーズが決まっていても、そのシリーズの欄を開いて確かめるのが確実です。

PIAAは替えゴムだけの交換もできる?

PIAAには、ワイパー本体とは別に替えゴムの製品があります(雨用ワイパーの製品ページに載っているのは、超強力シリコート 替えゴム、エクセルコート 替えゴム、スーパーグラファイト 替えゴム、クレフィット 替えゴム)。スリムヴォーグの替えゴム(WSVSR75F・WSVGR70F など)は、製品ページには単独の製品として載っておらず、車種別適用検索の「PIAAワイパーと替えゴム対応表」に載っています。替えゴムを探すときは、いま付いているワイパーが「純正ワイパー」か「PIAAのワイパー」かで、見る場所が変わります。

純正ワイパーのゴムを替える場合

車種別適用検索の結果で「雨用」の「替えゴム」タブを開きます。先ほどのプリウスの例では、超強力シリコート替えゴムが運転席側「SLW70(呼番98)または SLW70F(呼番98F)」、助手席側「SLR40(呼番90)または SLR52F(呼番86F)」、リア「SRTR400(呼番5D)または SUD400(呼番5D)」と表示されました。この例の注意事項には次のように書かれています。

  • 運転席側・助手席側は「製品に金属レールは付属していません。使用中のゴムに使用している金属レールをご使用ください」
  • SLR52F(呼番86F)はフリーサイズ品で、「使用中のゴムと同じ長さにカットしてご使用ください」

替えゴムの適用も新車時の純正品に準じたデータで、検索結果には「過去に純正品以外のワイパーに交換されている場合、適用が異なる場合があります」と書かれています。よくある質問でも、中古車購入時や車検・点検などで過去にワイパーを交換している場合は適用が異なることがあるので、購入前にゴムの断面形状と長さを必ず確かめるよう案内しています。

PIAAのワイパーのゴムを替える場合

すでにPIAAのワイパー本体を付けているなら、検索結果の画面にある「PIAAワイパーと替えゴム対応表」を見ます。ワイパーの品番ごとに、使える替えゴムの品番が並んでいます。

ワイパー(品番の例) 対応表に載っている替えゴム(品番の例)
超強力シリコート(WSU70) 超強力シリコート替えゴム SUW70/エクセルコート替えゴム EXW70
エアロヴォーグ 超強力シリコート(WAVS70) 超強力シリコート替えゴム SUW70/エクセルコート替えゴム EXW70
エクセルコート(WEX70) エクセルコート替えゴム EXW70/超強力シリコート替えゴム SUW70
エアロヴォーグ グラファイト(WAVG70) スーパーグラファイト替えゴム WGW70
スーパーグラファイト(WG70) スーパーグラファイト替えゴム WGW70
クレフィットエアロ(CFAG70) スーパーグラファイト替えゴム WLW70
クレフィット(CF65) クレフィット替えゴム CFW65
スリムヴォーグ シリコート(WSVS70A) スリムヴォーグ シリコート替えゴム WSVSR75F
スリムヴォーグ グラファイト(WSVG70A) スリムヴォーグ グラファイト替えゴム WSVGR70F

超強力シリコート・エアロヴォーグ 超強力シリコート・エクセルコートのワイパーは、多くの品番で超強力シリコートとエクセルコートの両方の替えゴムが載っています。

ただし、対応表には替えゴムが「設定なし」の品番もあります。たとえばスーパーグラファイトの WG28RS は替えゴムが「設定なし」、超強力シリコートの WSU28RS は超強力シリコート替えゴム(SUS275)はあるもののエクセルコート替えゴムが「設定なし」です。自分のワイパーの品番で必ず確かめてください。PIAAも検索画面で、PIAAワイパーを買うときに品名・品番を控えておくと対応する替えゴムを探しやすいと案内しています。

交換のやり方

PIAAの雨用ワイパーのページには、純正ワイパーのゴム交換方法の動画(トーナメントワイパー、樹脂カバーワイパー タイプ1・タイプ2、フラットワイパー タイプ2)や、製品ごとの交換方法の案内が載っています。ゴムの交換時期や手順はワイパーゴムの交換時期と交換方法、ワイパー本体の外し方・付け方はワイパーの外し方・付け方で詳しく紹介しています。

▶ 動画で確認:PIAA公式:ワイパー交換の手順

PIAA公式チャンネルの動画です(2013年公開)。ワイパー本体の取り外しと取り付けの手順を映像で説明しています。交換の頻度の目安は動画の中のPIAAの案内です。

出典:PIAA Promotion「PIAAワイパー交換」(YouTube)

この記事で確認した情報の出典

  • PIAA「雨用ワイパー」「雪用ワイパー」製品ページ(各製品の説明・長さ設定・価格表記)
  • PIAA「ワイパー よくある質問」(ゴムの違い・白膜・グラファイトのビビリ・別売ホルダー・替えゴム欄の見方)
  • PIAA「ワイパー&替えゴム 車種別適用検索」(検索手順・トヨタ プリウス H29.11〜R4.12の検索結果・PIAAワイパーと替えゴム対応表・備考)
  • PIAA お知らせ(スリムヴォーグ新発売 2025年3月11日/シレンシオエクストリームシリコン生産終了 2025年4月28日/ファインスノー一部生産終了 2025年5月12日/検索システムのリニューアル 2025年6月5日/ワイパーブレード一部生産終了 2022年1月13日)
愛車を高く売りたい場合は、
↓こちらの記事もおすすめです!

中古車買取一括査定体験談
▶ 愛車をできるだけ高く売りたいならこちらをクリック!



タイトルとURLをコピーしました