車はそう何度も買い替えるモノではありませんので、新車の支払い方法に詳しい人は周りには少ないと思います。
そこで、新車購入の支払い方法に関して紹介します。
この記事を読めば、新車の購入時の支払い方法に関してある程度の知識を身に付けることができますので、新車購入を検討中の場合は参考にして頂ければと思います。
また、よくある以下の疑問に関しても解決していきます。
「現金一括払いとローンではどちらが得なのか?」
「頭金はいくら必要なのか?」
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新車購入時の支払い方法
新車購入時の支払い方法としては、一般的に以下の3つの方法があります。
- 現金一括
- ローン(クレジット)
- 残価型クレジット
新車購入時は、以上の3つの支払い方法から選ぶことになります。
それぞれ3つの支払い方法の詳細は、
「新車購入にクレジットカード払いができない理由」の後に紹介します。
新車購入にクレジットカード払いができない理由
普段の買い物時の支払いに利用しているであろうクレジットカードですが、
新車購入時の支払いには基本的にクレジットカードは使用できません。
一部の高級車ディーラーではクレジットカードでの支払いが可能な場合がありますが、日本メーカーのディーラーではクレジットカードで支払い額全額を払うということは不可能です。
クレジットカードが使えない理由としては、
クレジットカードの手数料をディーラーが負担することになってしまうからです。
クレジットカードと言えば、使用するたびにポイントが付与されます。
ただ、このポイントというのは、支払い額の数%をその店舗が手数料という形で負担します。
そして、新車購入時の合計支払い額は安くても100万円以上かかることがほとんどです。その数%といったら何万円単位になってしまいます。
値引きまでして、さらにクレジットカードの手数料がかかってしまったらディーラーとしては死活問題です。
このような理由で、ほとんどのディーラーではクレジットカードの支払いはできません。ただし、頭金のみクレジットカードが使えるという場合はあります。
例えば、トヨタの新車を購入する場合、トヨタのクレジットカードを使ったとしても、全額をクレジットカード払いにすることはできませんが、30万円~50万円を上限として頭金などに使用することは可能です。
実際に私が3年前に新車を購入する時、トヨタの営業マンの方から「クレジットカードでのお支払いはできません」と言われました。
ただ、頭金(手付金)の15万円はトヨタのクレジットカードであれば可能とのことで、トヨタTsキュービックカードを新規で作成しました。
クレジットカード払いで新車購入する裏ワザ
どうしてもクレジットカード払いをしたい場合は、次の裏ワザを試してみてください。
その方法とは、大手のディーラーではなく個人店舗で新車を購入するという方法です。
町の自動車販売店では、店長の声一つでクレジットカード払いが可能になることがあります。
ですので、大手のディーラーと交渉してきた結果を店長に伝えて、「同じ条件でかつクレジットカード払いにしてほしい」とダメ元ではっきりと伝えましょう。
運が良ければ同条件でクレジットカード払いが可能になり、ポイントが何万円分も付くことになります。
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新車購入支払い方法を現金一括払いにすると値引きは?
新車購入時に現金一括払いをすれば、金利がかからないため総支払い額を一番安くできます。
そして、現金一括払いの値引きに対する効果ですが。。。。。。
まったくメリットはありません。逆に値引き額が不利になる可能性があります。
その理由を紹介します。
基本的に、自動車ディーラーはローンを組んでほしいと思っています。その主な理由は以下2つ。
- ローン会社からディーラーへ紹介料が支払われる
- 金利上乗せ分(キックバック)がディーラーの利益になる
このような理由で、ローン獲得件数のノルマがあるディーラーもあります。
ですので、現金一括払いよりもローンを組むことによって値引き額が高くなる可能性があります。
ただし、ローンを組むと金利が付いてくることは忘れないで下さい。その金利額以上に値引きしてもらえる可能性は少ないです。
つまり、
(現金一括払いの方がローン払いにするよりも総支払い額が少ない)
ということです。
※この結論はあくまでも「総支払い額」での比較です。快適性や時間をお金で買うといった考えは入っていません。
現金一括払いの頭金はいくら必要でいつ払うの?
ネットを見ていると、
- 新車の頭金はいくらなの?どのくらい?
- 新車の頭金の相場を教えて!
- 新車の頭金はいつ払うの?
などの質問が頻繁にされています。
ここでは新車を現金一括払いで購入する場合の頭金に関して説明します。
※ローンを組んで新車を購入する場合の頭金に関しては後程説明します。
現金一括払いの場合の頭金は『手付金』の意味合いになります。※手付金は売買契約の成立を示すもの。
現金一括払いの頭金の相場は10万円~30万円で、税金や登録料などの諸経費に使用されます。
当然、納車前の契約時に支払うことになります。
現金一括払いで新車を購入する場合の支払いタイミングは?
現金一括払いの場合の支払いタイミングですが、売買の基本としては以下になります。
残金の支払いタイミング:納車と同時
つまり、納車前に頭金を支払い、残金は、
↓
・納車 & 納車証明書(引渡し書)に押印し、
↓
・残金の支払い(振り込み)
という流れになります。これが基本です。
ただし、実際はディーラーによって異なります。
頭金の支払いタイミングが納車前というのはどこも同じですが、残金の支払いタイミングが異なります。
「残金は納車前に振り込んでおいてください」というディーラーと、
「残金は納車後に◯日以内に振り込んでください」というディーラーがあります。
私の場合は、契約時に頭金を支払い、納車日と同じ日に残金を振り込ました。
(基本の形です)
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新車購入支払い方法をローンにする場合の頭金はいくら?
次は、新車をローンで購入する場合について紹介します。
まず、ローンには大きく分けて以下の2つがあります。
- 自動車ローン:銀行が扱う
- クレジット:信販会社が扱う
自動車ローンとクレジットの違いがよくわからないかもしれませんが、
自動車ローンは、お金を銀行から借りて、借りたお金を銀行に返していくという支払い方法です。
それに対して、クレジットは、後払いで新車を購入し、分割して料金を支払っていく方法です。
そのため、自動車ローンとクレジットで車の所有者が異なります。
自動車ローンの場合は車の所有者は購入者になりますが、
クレジットの場合は全額払い終わるまではクレジット会社(またはディーラー)が車の所有者になります。
一般的に自動車ローンの方がクレジットよりも金利が低くなります。その分、手続きや審査に関しては自動車ローンの方が複雑で、クレジットの方が簡単です。
ローンで新車を購入する場合の頭金はいくら必要?
新車をローンで購入する場合の頭金の相場は、次の3つが一般的に言われています。
- 1. 新車の購入にかかる総支払い額の2割~3割
- 2. 年収の4割 ≧ 総支払い額 - 頭金
- 3. 頭金なし(フルローン)
1は、新車の購入にかかる総支払い額が200万円だとしたら、頭金の相場は40~60万円。
2は、年収が400万円だとしたら、
400×0.4=160で、
ローンの金額が160万円以下になるように頭金を支払うということです。例えば、200万円の車であれば、
200-160=40で、
40万円以上頭金を払うということです。
3は、頭金ゼロ円のフルローンです。これも無いわけではありません。
ただし、できるだけ頭金を払った方が、同じ金利であったとしても借りるお金が少なくなりますので、総支払い額を低く抑えることができます。
さらに、頭金を払うことによって、より金利の低いローンを組める可能性もあります。
だからといって貯金のほとんどを頭金に使ってしまうのは危険です。車は維持費がかかりますので、生活が苦しくならないように計算しましょう。
「無理して新車を購入し、維持費が払えなくなって最終的には車を売ってしまった」という人も少なくありません。
新車支払いシュミレーション
上にも書きましたが、新車を購入する際は無理のない範囲でローンを組む必要があります。
ローンを組む場合は、
・月々の支払い額がいくらになるのか
・期間はどれだけにするのか
など検討する必要があります。
その際に、支払いシュミレーションができる便利なサイトがありますので紹介します。
入力項目は以下の4つだけです。
1. 金利
2. 借入金額
3. 支払い回数(ローン年数)
4. ボーナス払い金額
例えば、計算しやすいように次のように入力します。
1. 金利:5%
2. 借入金額:200万円
3. 支払い回数:36回(3年)
4. ボーナス払い金額:10万円
↓このように入力するだけで、月々の支払い額をすぐに確認できます。
以下のサイトですぐに確認できますので使用してみてください。
→ https://www.carview.co.jp/service/loan/simulation.aspx
ちなみに、自動車ローンの期間は3年~5年(36回~60回払い)が一般的です。
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新車購入支払い方法の残価設定プランとは?
残価設定プランは絶対に選んではいけないプランなんですが、簡単に説明します。
- 頭金なし
- 月々の支払い金額が安い
という、いかにもお得なプランと見せかけることにより、悪く言えばお客をダマしている支払い方法です。
残価設定プランで新車を購入する場合は、まず何年間その車両に乗るのか決めます。例えば、3年間と決めます。
すると、3年後の下取り価格が自動的に決まります。
その下取り価格分が差し引かれた金額をローンとして返済していく支払い方法です。
下取りが前提というディーラーにとってメリットが大きいプランです。
知っている人は知っていますが、車を高く売りたいのであれば下取りは絶対にしてはいけない行為なんです。
これは損しないために絶対に覚えておいてください。その理由を次に紹介します。
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車を買い替えるなら下取りよりも買取りの方が高く売れる理由
上にも書きましたが、車を買い替えたり・売ったりする場合は、
ディーラーで下取り・売却するよりも、車買取業者(中古車業者)に売却した方が高く売れます。
その理由は、中古車市場は変化が激しいからです。
変化の激しい中古車市場に対応できるような仕組みが今のディーラーにはありません。それよりも、新車をたくさん売ることに力を注いでいます。当然です。
それとは違って、
車買取業者は車の買取りを専門に商売をしています。変化の激しい中古車市場に合わせて買取価格を高くし、それでも利益が上がるような仕組みを整えています。
つまり、
- ディーラー: 中古車市場が変化したとしても損しないように下取り価格を設定している
- 車買取業者: 市場変化に合わせて買取価格を変化させている
ということです。
ディーラーで下取りをお願いした時に、何かシートを確認している営業マンを見たことがあるかもしれません。このシートは下取り価格一覧表で、それを見ればいくらで下取りすれば良いのかがすぐに分かるようになっています。
↓下の図は、下取り価格と買取り価格の設定方法を示したものです。これを見るとなぜ下取りよりも買取り価格の方が高くなるのかが一目瞭然です。
以上のような理由で、車買取業者に売却した方が下取りよりも高い価格で売ることができるという訳です。
では、どうやって買取業者に高く買取ってもらうかですが、
複数の買取業者に査定をしてもらい、その査定額の高かった業者に売却するのが一番高く売る方法です。
ただ、複数の買取業者を一軒一軒回っていたらすごく時間がかかってしまいます。どこに買取業者があるのかを調べる必要も出てきますし。。。
そんな時に便利なサービスがネットでできる一括査定サービスです。
スマホやパソコンなどで売却した車の情報を一度入力すれば、複数の買取業者から査定額が提示されます。
そうすれば、愛車の買取相場もわかりますし、高く買取ってくれる業者も見つかります。
私も実際に使ったことがあるサービスで、下取り価格よりも当然高く売れましたし、家にいるだけで一括査定から売却までできましたのでおすすめです。
一括査定を使って車を売却した時の状況はこちらで紹介しています。
以上、今回は新車購入時の支払い方法と、買い替え時に下取りはしてはいけない理由を紹介しました。
参考になれば嬉しいです。